とんねるずの石橋貴明が6月19日にスタートしたYouTubeチャンネルの「貴ちゃんねるず」が、開設わずか38日目の7月26日に登録者数100万人を突破したことがわかった。これはカジサックの約10カ月や宮迫博之の5カ月強を大幅に上回るスピードとなる。
「何がすごいって、公開動画がわずか13本に過ぎないのに総再生回数が2660万回を超えていること。これほど効率の良いユーチューバーは同じく13本公開で5230万回を誇る本田翼くらいしか思いつきません。しかも前評判の高かった本田とは異なり、石橋のほうはチャンネル開設当初に一部のネット民からけちょんけちょんにけなされていましたから、この躍進ぶりに驚くファンは少なくないことでしょう」(芸能ライター)
お笑い芸人がYouTubeを始める際には何かと批判を集めがちなもの。特に石橋に対しては辛辣な声が多く、<もう石橋の時代は終わった><いったい誰が見るの?><テレビに相手にされないからYouTubeに逃げただけ>と散々な評判だった。
そんなネット民の前評判を覆しての“超速での成功”の理由は何なのか。
「お笑い番組を支える若い世代には《昔は人気者だったらしい》と過去の人扱いされている石橋ですが、業界では“東京芸人”のリーダー格としておぎやはぎやバナナマンから慕われています。面倒見もよく、番組制作スタッフやマスコミも含めてとんねるずの信奉者は業界にたくさんいるのです。そんな彼らも石橋のファンが高齢化していることは認めつつ、そのファンたちがYouTubeを見るようになれば石橋の成功は確実だと確信。実際、その通りの結果となりました。要するに石橋の成功は、既存のYouTube好きに媚びるのではなく、あくまで自分のファンを取り込むことで実現できたと言えるでしょう」(前出・芸能ライター)
7月23~25日には【清原和博3日連続スペシャル】と題して、清原と石橋の対談動画を公開。若者受けを最初から放棄した内容ながら、いずれも200万回越えの再生回数を稼いでいる。石橋は“おっさんユーチューバー”の新しい成功モデルを提示できているのかもしれない。
(金田麻有)