実際に、自身のインスタグラムで唇の保湿ケアを紹介。その際、透明なラップ状のもので唇を覆っている画像をアップしたのだが、
「その唇の厚さといったら、若い頃のままです。要は見せ方を変えただけ。20代の頃は、口を半開きにして男を挑発するかのような唇を前面に押し出していましたが、年齢を重ねるにつれて笑顔の時も口を開くことが少なくなり、唇が薄く見えるように演出しているのです」(沖氏)
そのため、最近の井川は女性に嫌われない。それどころか、マダムが憧れる女性となっているのだ。
モデルと女優業だけでなく、自身がディレクションするファッションブランドを立ち上げるなど仕事も充実。かつ、06年に結婚したパイオニアの創業者一族である松本与氏とは「今でもラブラブ」と女性週刊誌に報じられている。そして、2人の子供の母として、弁当作りにも奮闘。仕事と家庭生活を完璧に両立させていることがウケている理由だという。沖氏が続ける。
「なにより、世の女性にキレイと思われていることが大きい。それでいて、ハイボールを飲むオッサン人気も下がっていない。全ては唇を変幻自在に操り、その場に応じた色香を調節しているからでしょう。それは黄金期と黄金期の間の不遇な時代に身につけたワザであり、ダーウィンもびっくりの進化です。3度目の黄金期、『半沢直樹』でも、井川のキラーコンテンツである魔性の唇が威力を発揮するでしょう」
かといって、井川は決して計算高い女優というわけではなさそうだ。竹下氏はこう話す。
「スタジオで迷子になるなど、収録現場での井川の天然ぶりは有名です。その茶目っ気も相まって、スタッフ人気も高い。今後も活躍の場は広がっていくと思われます」
20代、30代、そして40代と、各年代で黄金期を持つ井川。それだけに50代、60代と、今後もますます唇を進化させ、さらなる色香を振りまいてくれることだろう。