安倍総理が8月28日に辞意を表明したが、その激震ニュースが飛び込む数時間前、情報番組「グッとラック!」(TBS系)では、MCの立川志らくが、安倍総理の健康不安説について「総理が病気なのかどうなのかを、やたら情報番組が詮索しておもしろおかしくやっているのは何かものすごく違和感を感じるんです」とコメント。そのうえで自身の番組で取り上げることに「そうするとこのコーナーは進めづらくなるんだけど…」と、苦しい胸の内を明かしていた。
さらに志らくは「国民に説明すべきだって言っているんだけど、どこの外国のトップもそうだけど、トップの体調ってトップシークレットですよ。日本のリーダーが体が悪いなんてこと世界中に広めるほど日本は平和ボケしているのかなとそんな気が私はしている」とし、ネット上では珍しく志らくを称える声が広がり、
「ホント、志らくが言う通り詮索しすぎなんだよ」「志らくが正論吐いててびっくりした。だったら番組でも扱うなとは思うけどさ」「坂上忍なんてやりたい放題だからな。志らくの発言を聞かせてやりたい」「日本のトップの病状が簡単に明らかになったら防衛問題に発展するんだよ。志らくの言ってることは正解」といった意見が相次いだ。
一方、志らくの発言とは逆に「バイキング」(フジテレビ系)では、MCの坂上が、小泉進次郎環境相が、安倍総理の健康状態について様々に憶測が飛ぶことを「醜いと思う」と発言したことについて、「醜いっていうのは、日本のトップリーダーの健康状態は国民にとって関心事であり、不安になるわけじゃないですか。だから知りたいわけなんです」とコメントしている。
「ただし、両者のコメントを比較すると、志らくが結局は番組の構成に口を挟めない“お飾り”であることが強く伝わってくる印象ですが、一方の坂上は、番組内で絶対的な権力を持っていてやりたい放題といった感じです。発言するたびに炎上を招いている志らくにしてみれば、実入りが減っても、そろそろ落語に専念したいと思っているかもしれませんね」(芸能記者)
結局、夕方には安倍総理が辞任の意向を固めたことが発表され、坂上が知りたがっていた“トップリーダーの健康状態”がようやく明らかになった形。言ったもの勝ちになった坂上ほどの“厚かましさ”は、さすがの志らくも持ち合わせていなかったようだ。
(ケン高田)