9月7日、巨人の澤村拓一とロッテの香月一也内野手の交換トレードが成立したことが両チームから発表されたが、澤村の放出に巨人ファンからは様々な声が上がっている。
澤村は今季、開幕1軍入りを果たすも13登板で防御率6.08と中継ぎとしての働きを果たせず、7月26日に2軍落ち。さらに復調の兆しが見られないことから3軍にまで降格し、9月に入りようやく2軍に昇格をしていた矢先のトレード発表となった。
「今季は原監督も澤村について“リリーフ陣のリーダー”とコトあるごとにコメントして期待の高さを示していましたが、今季は、昨今ではまれにみるほど中継ぎ投手陣が好調な中にあって、ただ一人澤村は、状態が上がってこなかった。制球力が定まらないのは今季に限ったことではありませんが、何度も同じパターンで自滅を繰り返す姿に、ついに原監督の堪忍袋の緒が切れた形の二軍落ちでしたね」(夕刊紙記者)
そのため今回の放出にもネット上では〈仕方がない〉〈いつか出されるとは思っていた〉と納得の声もあるのだが、一方で多いのが〈意外〉だとする意見だ。
「澤村は17年に、肩に違和感を覚えたことから球団トレーナーの鍼治療を受け、それが発端と見られる神経麻痺を起こし、球団から謝罪を受けている。そのため《巨人には最後まで面倒を見てもらえるのだと思っていた》との声が出ているわけです。しかし実際には、自身の制球難をトレーナーに押し付けたのではないか、とも報じられ、それ以前の14年に起こした六本木での泥酔暴行事件なども含め、球団側のイメージはすこぶる悪かったそうです。肩の件は、その後の一軍扱いで十分責任を果たしたという認識で、今季の不調はむしろ放出を言い渡すのに好都合だったのかもしれません」(野球記者)
新天地での復活を期待したい。