情報番組「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)が9月25日、最終回を迎えた。
安藤優子キャスターと俳優の高橋克実がMCを組み、15年にスタートした同番組5年半続いたが、9月28日、俳優の坂上忍がMCを務める「バイキング」が1時間延長した「バイキングMORE」がスタートした。
高橋は本業の俳優に戻るが、局アナでなくフリーの安藤は、今後は番組ごとの契約かゲスト出演という形でテレビの仕事を続けることになる。同日開かれたフジテレビの定例会見で、遠藤龍之介社長は、1987年にスタートした「FNNスーパータイム」以降33年間、情報・報道番組でキャスターを務めてきた安藤をねぎらい、「本当に長期にわたって情報・報道番組を支えて下さり、感謝の言葉、感謝の念しかございません」と発言したものだ。
が、功績を称えつつ、今後の出演については、「今の段階で申し上げられることはない」と明言しなかった。そして、「今後、単発の番組などでチャンスがあればご一緒したい」との言葉で締めくくっていた。
「引く手あまたの人気者なら、ぜひにという出演オファーが殺到していたはず。フジだって安藤を功労者と考えているなら、次の番組という受け皿を用意しているはず。それが地上波どころか、BSにもCSにもないとすれば、“お払い箱”になった印象はぬぐえませんね。安藤は上から目線の発言が多く、主な視聴者層の主婦受けが悪かったし、スタッフとの不協和音も囁かれていました。5年半もよく続いたと思いますよ」(テレビ誌記者)
ネットでは、高橋をねぎらう声が多くみられる一方安藤には厳しい言葉が目立っていた。〈安藤さん、終わったんですよ、もう出てこないでください〉〈金輪際、表舞台には出ないで頂きたい〉といったものから、〈グッディはミタパン(フジの三田友梨佳アナ)が支えてたようなものだと思うなー。安藤さんが変な発言してもミタパンが適切にフォローしてた〉と周囲の頑張りを褒めるものまで。
安藤はフジの報道特番や、選挙特番の「顔」の印象も強い。早ければ今秋から年末にかけ、衆院解散・総選挙が行われるとの観測もあるが、はたしてその時安藤は、お呼びがかかるか。
(塩勢知央)