これがテレビにおける女性芸人の現実なのか。9月9日放送の「有吉の壁」に疑問の声が寄せられているようだ。この日は東京郊外のスーパー銭湯が舞台に。出演芸人の多くが男性とあって男性風呂でのシーンが多いなか、女性風呂で披露されたネタもあった。
アカスリ処を舞台にしたネタでは、納言・薄幸がカラダにバスタオルだけを巻いた入湯客の役で登場。Gカップバストの盛り上がりも露わに施術台に横たわると、アカスリ師に扮したジャングルポケットが施術すると見せかけて、“どこにも効かないエクササイズ”を披露するというものだった。ネタ中で薄幸は「何してんだよ!」「アカスリしろよ」と文句を付けるものの、基本的にはただ横たわっているだけだったのである。
次のネタでは男女コンビのパーパーが登場。これまたマッパにバスタオルだけのあいなぷぅが「女湯に男の人がいる!」と叫ぶと、そこには「最後の雨」を熱唱する歌手の中西保志に扮した相方のほしのディスコが。
びしょびしょになりながら歌うほしのに「私、大ファンなんです!サインもらっていいですか?」と、あいなぷぅは背中を差し出して素肌にサインをもらっていた。
「二つのネタに共通しているのは、女性芸人が『素肌を見せる入湯客の役』だったこと。こういった役目は肌見せを本業とするグラドルが担うことも多いのですが、薄幸もあいなぷぅも男性人気が高いので、自ら演じることになったのでしょう。カラダを張ることは芸人として大事な要素の一つですが、今回は二人の役をグラドルが演じてもネタは成立していたはず。もちろん彼女たちがこのネタに積極的だったのであれば外野が否定するのはナンセンスな話ですが、本心はどうだったのかは疑問なところです」(芸能ライター)
パーパーのネタを見たMCの有吉弘行は「これくらいカラダ張らないと満足できない。こっちも変なカラダになってきちゃった」と述懐していた。女芸人に肌見せを求めることが正解なのかどうか、これから議論が深まっていくのかもしれない。
(金田麻有)