石原さとみ主演ドラマ「アンサング・シンデレラ」(フジテレビ系)の9月10日の第9話の視聴率は9.6%。初回10.2%、第4話で過去最高の10.6%を出したものの今回は2ケタ台に届かなかった。9話は最終回に向けての最大のクライマックスシーンもあったが、視聴者からの不満の声が少なくないという。
ネット上では、〈9話は…今回ばかりは…流石にあかん事が多すぎて全く感情移入できませんでしたーー!〉〈薬剤部のセキュリティー等 総合病院であのずさんなセキュリティは無いでしょう〉〈薬剤師が医師以上に患者に干渉し治療の先頭に立っているような印象で、少し度が過ぎているとしか思えない〉という声があがっている。
「オーバードーズの患者・若月陽菜(徳永えり)がこっそり薬剤部に侵入して、葵(石原さとみ)にハサミを突き付けても警備員が全然駆け付けてこない、など医療監修面での疑問を指摘する声が目立ちました。フィクションだから…と、見てきた視聴者も9話には驚いたようです」(芸能ライター)
加えて、最終回への布石として“あと3カ月しか生きられない”と告白する、葵の上司・瀬野章吾を演じる田中圭には、〈“ゴチになります”で、美味しいものを食べているから、ふっくらとしていて、余命3ヶ月のがん患者には見えません〉と、出演している他局のバラエティ番組の印象が強すぎることによると思われる指摘もあった。
とはいえ、薬剤師たちのドラマという斬新な設定で意欲的な試みであるだけに、ここから最終回に向けて巻き返しを見せていただきたいところだ。
(島花鈴)