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清原和博を巡り起きていた西武黄金時代・ベンチ内の“ギクシャク”とは

 元プロ野球選手、清原和博氏のポジションは言わずと知れたファーストである。PL学園時代にも守っていたのはファーストであり、西武ライオンズ、読売ジャイアンツを通してもほとんどがそうで、サードを守ることもあったが数える程度である。ところが、清原氏が西武に入団した1986年、同じく同年に監督に就任した森祇晶氏のアイデアで“清原サード案”が出ていたそうだ。

 東北楽天ゴールデンイーグルスの初代監督として指揮をとった田尾安志氏のYouTubeチャンネル〈田尾安志【TAO CHANNEL】公式YouTube〉、9月13日投稿〈【田尾が語る】清原和博の凄さとは?〉で、田尾氏は当時をこう振り返った…。

 85年のシーズンは、秋山幸二氏がサードを、田尾氏がセンター他外野を守っていた。しかし森氏は、清原氏をサードに据え秋山氏をセンターに、そして田尾氏をファーストに起用しようという考えだったようだ。

 監督室に呼ばれ、この考えに対する意見を求められた田尾氏は、「清原は高校生としてはスーパースターかもしれないが、プロ野球選手としての実績はゼロですよ。その実績ゼロの選手のために3つのポジションを冒険するのは僕は良いとは思わない」と得意なファーストを清原氏に任せるべきだと歯に衣着せず進言したのだそうだ。結果、清原氏の1年目は出場した126試合全てファーストを守ることに。しかし、それ以来、森氏と田尾氏はギクシャクするようになったという。

 事実、翌年の87年、田尾氏は阪神タイガースにトレードとなっている。毅然とした田尾氏の態度に、その後6回の日本一に西武ライオンズを導いた森氏のプライドが許せなかったのだろうか? 森氏の本音を探ってみたいものだ。(ユーチューブライター・所ひで)

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