9月27日に放送の「半沢直樹」(TBS系)、最終回(第10話)の平均世帯視聴率は32.7%を記録し、有終の美を飾った。大和田取締役を演じる香川照之の顔芸や、最終回直前回に生まれた「1000倍返し」なる新たな半沢語録など話題は尽きず、「半沢ロス」なる声も聞かれるほどだ。
そんな「半沢直樹」にアンジャッシュの児嶋一哉も出演しており、江口のりこ演じる白井大臣に仕える「笠松秘書」を好演して見せた。みずからのYouTubeチャンネル〈児嶋だよ!〉、9月27日投稿の〈児嶋、半沢直樹の最終回にも出演してみた!〉で撮影を振り返ったことで、堺雅人の意外な撮影秘話が浮かび上がった。
児嶋いわく、堺との2人のシーンで、セリフは終わっているが、なかなかカットがかからず空白の時間ができたことがあったそうだ。すると堺は半沢直樹の顔のまま、笠松なる児嶋に対して「笠原さん」「いや、笠松だよ!」と、カットされてはいるが、名前いじりでやりとりするお茶目さを見せたそうだ。
また、堺には半沢直樹の役に入る時のルーティンがあるようで、「本番いきます」のスタッフの掛け声がすると、堺はいったん胸を張り、上半身をブラブラと揺する仕草の後、あらためてキリッと肩をいからせて役に入るのだと言う。
しかし撮影後の堺は少々気の抜けた表情、背を丸めて楽屋を退出するそうで、そのギャップがカッコいいと児嶋は熱っぽく語ったのだった。
全10話を通しても堺は4、5回程しかNGを出していないことも児嶋は明かしており、堺の役者魂が、高視聴率のお化け番組を生み出したと言っても過言ではないだろう。
(ユーチューブライター・所ひで)