最終回視聴率32.7%。まさに令和のお化けドラマとなった「半沢直樹」(TBS系)。ドラマは大団円で終了したが、テレビ界ではいまだ半沢フィーバーが続いている。
芸能デスクが語る。
「何も大騒ぎしているのはTBSばかりではありません。『半沢直樹』を盛り立てた片岡愛之助、市川猿之助、尾上松也など歌舞伎役者へバラエティ番組への出演オファーが増えています。また、他局であるフジテレビ、日本テレビのモノマネ番組でも半沢の『倍返し』や大和田取締役の『お・し・ま・いDEATH!』を積極的に取り上げていました」
早くも令和ナンバーワンドラマの呼び声も高いだけに、続編が待ち遠しいばかりだ。
「TBSサイドは9月30日の定例会見で担当者が、続編について『全力を出し尽くした』として『考えていない』と話していましたが、もちろん局としてもすぐにでも次回作に取り掛かりたいのが本音でしょう。しかし、『半沢直樹』に関する決定権は主演・堺雅人の所属する事務所が握っていると言っていい。前作から7年もかかった理由も、堺自身が半沢役のイメージが固定することを嫌ったというこという話もありますが、やはり事務所サイドがゴーサインを出さなかったという面があったと言われています」(前出・デスク)
今では常識の見逃し配信も「半沢直樹」だけ行われなかったのは事務所サイドの意向だったという。大手プロダクション関係者が語る。
「事務所サイドは今でもドラマは放送時間定時にテレビの前で見るものと考えているようです。ちなみに堺の事務所の先輩にはタモリがいますが、NHKの見逃し配信NHKプラスで『ブラタモリ』が見ることができないのも同様の理由と言われています」
幸い、「半沢直樹」は最終回直前に見逃し放送を解禁され、高視聴率に弾みをつけることになった。しかも、TBSは続編に向け放送中から積極的に事務所へラブコールを送っていたという。
「熱心にドラマを見ていた視聴者は気付いたはずですが、同じ所属事務所で、TBSの朝の情報番組『あさチャン!』のMCも務めている夏目三久が毎回出演していました。前シリーズでは東京中央銀行のポスターでしたが、今回はデジタルサイネージの動画で格上げ出演。ドラマの背景に、何度も映り込み、半沢とも何度も“共演”しています。何度も共演している美女と言えば半沢の妻役の上戸彩が思い浮かびますが、夏目は、コロナ禍で放送が中断となった9月6日放送の生放送にまで、しっかりスタジオにポスターで出演していました。これだけ事務所サイドに半端ない“ヨイショ”をすれば、『待てば海路の日和あり』となって、続編はいずれ実現するんじゃないでしょうか」(前出・プロダクション関係者)
ある意味、続編実現の鍵を握る“秘められたパワー”の持ち主とも言える夏目だが、次回は出世した半沢の秘書役あたりで「最多共演美女」がついにリアル登場する!?