7年ぶりの続編となった堺雅人主演の連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系)が好調だ。視聴率は初回から4週連続22%越え。8月16日に放送された第5話は25.5%を叩き出し、テレビ離れが加速する昨今、録画も含めれば相当数の人が期待を寄せて視聴しているようだ。
しかし、そんな「半沢直樹」をツッコミどころ満載だと、オリエンタルラジオの中田敦彦がみずからのYouTubeチャンネル〈中田敦彦の2nd YouTube〉、8月13日投稿〈半沢直樹の面白さを中田が分析【第3話】〉で発言した。
中田は、第3話で伏線もなしにスティーブジョブズ風の大物が突如登場して半沢直樹に加担するように株価を上げたり、また、上戸彩演じる半沢直樹の妻・花の生活感が見えず、「昭和っぽい」と苦笑した。さらには2017年に「とんねるずのみなさんのおかげでした」(フジテレビ系)30周年記念スペシャル番組にて、石橋貴明が“保毛尾田保毛男”なる人物に扮してコントしたところ、LGBTの問題から、最終的にフジの社長が謝罪するに至った経緯から、片岡愛之助演じるオネエ口調で男性部下の下腹部を鷲掴みにする黒崎のキャラクターは問題があるのでは…と疑問を呈した。もっとも、中田はここ数年ぶりにしっかりテレビを観たのが「半沢直樹」であり、大好きだとも語っている。
〈ツッコミたくなる=話題になる。と制作陣が「狙ってる」気がする〉〈あえて突っ込みどころ満載にしてるんでしょうね〉といった視聴者のコメントや、〈声を大にしていいたい 「突っ込んだら負けーーーーーー!!」〉といった市川猿之助演じる伊佐山が半沢直樹に放った名セリフ「お前の負けー!」をもじったコメントも見受けられた。
日本人は「水戸黄門」や「遠山の金さん」のように勧善懲悪、ベタな展開が好きである。〈令和の水戸黄門〉とも称される「半沢直樹」、まだまだ快進撃は続く模様だが、合わせて中田の鋭い分析にも注目だ。
(ユーチューブライター・所ひで)