お笑い界のレジェンド・西川きよしが、漫才の分野で初となる文化功労者に選出された。
この発表があった10月27日、西川は「大衆芸能という部門の中で、演芸、漫才も加えてもらえたのが、本当にうれしい」と喜びをあらわにした。
そして、かつてコンビを組んでいた相方の故横山やすしさんに触れ「今回、文化功労者として名前をあげてもらったのはお客様のおかげ。そして、やすしさんのおかげだと思う。感謝しかない。僕の中ではやすしさんはまだ生きています」と語った。
今でも、朝に晩にと横山さんに手を合わせるという西川は「よう頑張ったな。『俺がいる間はもろてないのに、1人になったらもろた』『おるときに2人でもらいたかったな』と言われる気がします」と話し、目を潤ませた。
さらに、妻・ヘレンについても「とにかく1人の女性が、こんなにも1人の男に一生かけて、自分の人生をかけて尽くせるもんかなと内心思っている」と感謝を口にしながら大きな目に涙をあふれさせた。
この報にネット民は「ここまでの成功者でここまでの重鎮が今なお変わらぬ低姿勢。本当に尊厳します」「現世と天国ですが、今の2人の関係性は素晴らしいと思います」など、会見での振る舞いが絶賛された。
「吉本新喜劇で“通行人A”役しかなかった西川を、横山さんが誘って成り立ったコンビ。そして、漫才師への転向を後押ししたのは、ヘレンです。この2人への感謝を忘れない西川に、多くの人が好印象をあらたにしたようです」(芸能ジャーナリスト)
文化功労者の顕彰式は11月4日に東京都内のホテルで開かれる。