先日、あるカードコレクターの家に空き巣が入ったとツイートし、SNSで大きな話題を集めた。現金や金品・時計などの貴重品の他ほか、高価なカードが盗難に遭い、被害総額はなんと1億円以上だというのである。明らかにカードを狙った犯行だが、いったいどのようにして自宅を特定したのか、その方法が注目を浴びている。
「今回、被害にあった方はSNSで有名な『遊戯王』のカードコレクター。『遊戯王』は現在、レアカードの価格が高騰しており、被害者も数百万を超えるカードを何枚も持っていました。SNSでもそういったレアカードをよく公開しており、それを見ていた人物が今回犯行に及んだのではないかと言われています」(カードコレクター)
しかし、本名も住所も出していないSNSでいったい、どのようにして犯人は自宅を特定したのか? 驚きの特定方法がネット上では推理されている。
「被害者は被害に遭う1カ月ほど前に自宅の玄関先でカエルやクワガタを見つける出来事があり、そのことをTwitterに投稿していました。ネットでは犯人がカードコレクターの自宅の前と思しき場所複数に呟きたくなるような物などを置いて、ツイートで帰宅時間や自宅場所を確定したと推理しているんです」(前出・カードコレクター)
この被害者だけでなく、別のコレクターも被害に遭っていると報じられたカード狙いの空き巣。ネットでは「窓辺で『帰宅なう』と最寄り駅情報と方角がわかれば、だいたいの居住マンションは絞り込めます。景色が無くても窓の光の加減で時間と方角がわかったりします」といった意見も出ている。
SNSで知らずと自分のことを公開している現代。今回の手口が本当なのか、偶然なのか真偽は判然としないが、高価な物の自慢ツイートと自宅付近での写真投稿は注意が必要かもしれない。
(立花るい)