10月28日夕方、東京・千駄ヶ谷で乗用車を運転中にバイクと衝突し、現場から立ち去ったとして、ひき逃げの疑いで伊藤健太郎容疑者(23)が逮捕された。
旬の俳優として引っ張りだこだった伊藤だが、事故当初、目撃者に説得されてようやく現場に戻ったことや「被害者を救護せずスマホをいじっていた」との証言が報じられ、世間では人間性を疑う声まで噴出した。
そんな彼を巡り「夜の街」からもタレコミが──。
渋谷のガールズバーに勤務するカナコさん(24)=仮名=が言う。
「コロナ以前はうちの店に頻繁に来ていたんですよ。別の場所で誰かと飲んだあと、かなり酔っていて、彼ひとりで来店するパターンが多かったと思います」
泥酔しているとはいえ、人気俳優らしからぬケチな一面をさらしていたようだ。
「彼はお酒が入ると気が大きくなるタイプ。チヤホヤされないと機嫌を損ねるし、上から目線で女の子に説教するしで、いつも帰ったあと『今日も偉そうだったね』とキャストで言い合っていました。そのうえ、財布のヒモは堅く『全然ドリンクをおごってくれないお客さん』でしたね」
カナコさんの印象は悪く、さらに酔いが回ると「ウソか本当かわからない自慢話」をまくしたてていたというのだ。
「よくしていたのは『経験人数自慢』。『これまで1000人以上とヤッた』が口癖で『(新進女優の)Kともヤッたんだよ~』と誇らしげに吹聴していた。『俺が本気になれば、浜辺美波ともヤレる』と、自信満々にブチ上げてましたね」
舌鋒鋭くなった、伊藤の「独演会」は止まらない。
「仕事の話になっても『あの監督はセンスがない』とか強気な発言を連発していました。何度も共演している同世代の俳優・北村匠海(23)の話題になった時は『匠海より俺のほうが格上だから!』と真顔で言い切っていました」(カナコさん)
酒の勢いで言いたい放題の伊藤だが、翌日が収録だという夜に痛飲することも日常茶飯事だったという。
映画関係者が語る。
「伊藤は早朝の現場に二日酔いの状態で来ることが珍しくなかった。台本は覚えていて芝居はできるものの、飲みすぎで顔がパンパンにむくんでいるんです。共演者から『プロ意識のカケラもない』と大ヒンシュクを買ったことが一度や二度ではありません」
「二日酔い出勤」の背景として、先輩俳優への憧れなどという、どうしようもない理由が指摘されていた。
「大酒飲みで知られる綾野剛や山田孝之をまねて『自分も豪快な役者の仲間入りをしたい』との思いで、わざわざ仕事前日に飲んでいると、スタッフの間でささやかれていました。作品のスタッフにとっては迷惑でしかないイメージ戦略ですよ」(前出・映画関係者)
そんな悪評が広まり、他事務所から敬遠され「要警戒人物」扱いにも。
「現場で共演女優に対して手当りしだい話しかけ、LINEの交換を迫るのが定番のナンパ手口です。他事務所からマークされるのも当然でしょう。同棲が報じられている山本舞香(23)と接近したのも、映画『今日から俺は!!劇場版』(東宝)の現場なんですよ」(前出・映画関係者)
ひき逃げ事件以降、伊藤の素行の悪さがたびたび報じられてきたが、ブレイク前に共演したことのある40代の脇役俳優が語る。
「あるドラマの現場で一緒になった際は、少々のヤンキーっぽさはあるものの、雑談にも気さくに応じる普通の若者でした。ところが急激に売れっ子になってからは態度が一変。昨年、久しぶりに現場で再会して挨拶したんですが、目も合わせてくれずにガン無視。気づいてないのかと思い、過去の共演作のことを話しかけたところ、『チッ!』と舌打ちされてしまいました‥‥」
ふるまいも見直さなければ、復帰の道も完全に閉ざされそうだ。