10月29日、芸能界に激震が走った。
若手人気俳優の伊藤健太郎が、道交法違反(ひき逃げ)の疑いで警視庁に逮捕され、容疑者となったのだ。
伊藤容疑者は前日の28日の夜、東京都渋谷区千駄ケ谷1丁目の路上で乗用車を運転中、バイクと衝突。この事故で、衝突されたバイクの男女2人がけがをした。男性は軽傷だったが、女性は足の骨を折る重傷。伊藤容疑者にけがはなかった。
交通事故を起こした場合、第一にしなければならないのは、被害者の救護だ。特に、交通量の多い路上では、倒れた被害者が後続の車両と接触する可能性も考えられるからだ。
しかし、伊藤容疑者は、事故現場から離れてしまい、ひき逃げが疑われたようだ。
同日放送の「ひるおび!」(TBS系)に出演していた八代英輝弁護士は“ひき逃げは、飲酒運転と同等の重さ”と説明。ひき逃げが事実であれば、事は重大であるとの認識だ。
伊藤容疑者は29日放送の「アウト×デラックス」(フジテレビ系)に出演予定で、翌30日には、出演している映画「とんかつDJアゲ太郎」の公開を控えている。さらに、11月6日にも主演映画「十二単衣を着た悪魔」が公開予定だ。
テレビ局や、映画宣伝会社などは、事実関係を確認し、今後の対応を検討していくという。
「今回の逮捕は、不貞などのスキャンダルと違い、ひき逃げの容疑。テレビも映画も“作品に罪はない”との理屈が通るか、難しいところでしょう」(芸能ジャーナリスト)
今後、伊藤容疑者逮捕の波紋は、ますます広がることだろう。