スポーツ

「また病気が始まる?」原巨人“大型補強”報道で再来する“大量ファン離れ”

 11月21日から始まったプロ野球日本シリーズは、ソフトバンク4連勝に終わり、実力の差を見せつけられた巨人は、シーズン中に達成した原監督の巨人歴代監督最多勝利、坂本勇人の2000本安打の記録などへの称賛ぶりが吹き飛ぶ「てのひら返しの大逆風」にさらされている。

 そんな中、早くも複数のメディアでは巨人の来季へ向けての大型補強が取り沙汰され、FA権を持つところではDeNAから梶谷隆幸、井納翔一、ヤクルトから小川泰弘、日ハム・西川遥輝、西武・増田達至、ほか外国人ではDeNAのソトの名前も挙がっている。

「そうした話が伝えられるや、ネット上では巨人ファンから《また巨人の病気が始まるのか》といったタメ息声が広まっています」(夕刊紙記者)

 想起するのは、1993年から2001年までの第二次長嶋政権の超大型補強。打者では落合博満に始まり広沢克己、清原和博、石井浩郎、マルチネス、江藤智など各球団の主軸を片っ端から獲得し、2000年は日本一となったものの、当時の長嶋氏は“欲しがり屋”とヤユされたほど。

「続く堀内監督時代もそうした“4番コレクション”の流れは止まらず、小久保裕紀やローズ、ペタジーニを獲得。しかしその04年05年はそれぞれ3位、5位に沈み、相当な叩かれようでした。こうした中、如実に出たのが“ファン離れ”で、93年、94年あたりは長嶋氏の復帰によりフィーバーが起きたものの、以降、巨人人気の低迷は加速。これは巨人戦中継の視聴率を見れば明らかです。原因は生え抜きを育てないカネにものを言わせるやり方に、当時巨人ファン層が最も厚かった団塊世代が愛想をつかした結果とも見られています」(スポーツ紙記者)

 先頃のドラフトで巨人は育成選手をドラフト史上最多の12人を獲得しているが、育成を一軍選手に育て上げるには当然、それなりの時間を要する。結局、突貫の大型補強で、貴重なファンをふたたび逃さなければいいのだが…。

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
2
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
3
暴投王・藤浪晋太郎「もうメジャーも日本も難しい」窮地で「バウアーのようにメキシコへ行け」
4
侍ジャパン「プレミア12」で際立った広島・坂倉将吾とロッテ・佐藤都志也「決定的な捕手力の差」
5
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き