不貞報道で芸能活動を休止していたアンジャッシュの渡部建が、ようやく記者会見を開いたのは12月3日。コロナ禍においては異例の囲み取材のなか、複数女性との関係や、年末に放送予定のバラエティ番組への出演などについて質問が相次いだが、渡部は明言を避け、「身勝手だった」「申し訳ない」を繰り返すばかり。結果は“フルボッコ会見”となった。
6月に不貞が報じられて以降、もともと業界内では渡部の評判があまり良くなかったことから擁護の声が上がらないといわれ、渡部の人望ゼロのイメージがすっかり定着してしまったが、一方で、 珍しく渡部の人柄を称賛しているのが、吉本興業のお笑いコンビ「ダイアン」だ。
12月8日放送のラジオ番組「ダイアンのよなよな」(ABC)で渡部の会見の話題になった際、 「アンジャッシュさんの番組に行ったとき優しかった。なんやったら児嶋さんより全然優しかった」とユースケが言うと、津田篤宏は「児嶋さんは冷たかったもん」と笑い、「俺、渡部さん好きよ、大好き」と続けた。
この番組はおそらく昨年9月に放送された「白黒アンジャッシュ」(チバテレ)だと思われるが、当初、児嶋より渡部のほうが冷たそうだと思っていたものの、実際には渡部のほうがフレンドリーで、舞台裏でもダイアンにしゃべりかけ緊張をほぐしてくれたそうだ。
「だから俺ら的には会見は胸が痛かった。そのとき(番組で会ったとき)に渡部さんが冷たくてさ、嫌な人とかやったら、ちょっと天狗みたいになってはったんやなと思うけど、 めちゃくちゃ優しかったから…」とユースケ。津田も「めっちゃ優しいと思う、ほんまに。芸人さんの中でも、めっちゃ優しいほうやと思うわ」と言い、「頑張ってほしいというものおこがましいけど、普通に仕事できる状態に…、難しいと思うけど」とエールを送っていた。
普段から付き合いがある関係ではないのだろうが、少なくともそのときの渡部は“いい人”だったようだ。(鈴木十朗)