このキレキレっぷりが見られたのはかなり久々!?
欅坂46(当時、現在は櫻坂46)の元メンバーである平手友梨奈が12月9日に放送された音楽特番「2020FNS歌謡祭 第2夜」(フジテレビ系)に出演。自身も一から制作に携わったソロ曲「ダンスの理由」を初披露した。
今年1月に欅坂46を脱退し、現在は女優、モデルとして活躍していた平手だが、8月放送の「2020FNS歌謡祭 夏」では、森山直太朗の歌唱に合わせてダンスを披露。そして、ついにこの日は歌手として満を持して初パフォーマンス。
同楽曲は作詞を秋元康氏が担当。作曲には辻村有記氏、伊藤賢氏、そして平手の名前も入っていた。歌詞には「誰かがいてくれたら 普通でいられた」「誰もいなかったから 仕方なく踊るしかなかったんだ」などといった絶対的エースとして君臨し続けた欅坂時代の平手の苦悩を感じさせるような意味深な歌詞が並んでいたことがファンの間で話題となった。
また、曲名で分かる通り、アップテンポなダンスナンバーであり、多数のダンサーたちを従えて、キレキレのダンスを披露したことでファン以外の層からは「この子って、こんなにダンスうまかったの!?」「女版三浦大知みたい」「想像のはるか上を超えてきたな」など、平手のダンス力に驚く声が上がっている。
「平手の持つ圧倒的存在感とダンス力の高さは欅坂ファンであれば言わずと知れたところです。ただ、欅坂を脱退する2年ほど前から笑顔を見せることがめっきりと減り、メンタル面を心配されるようになり、音楽番組でのパフォーマンスも明らかに脱力気味で、ダンスの切れもいいとは言えない時が目立ちました。そのため、音楽番組でしか欅坂を見ていなかった人々としては平手がここまで踊れるという認識がなかった人も多かったようですね。いずれにせよ、一度音楽から離れて、気持ちをリセットし、アイドル路線とは一味違ったカッコいい系路線で攻めたことで吹っ切れてパフォーマンスできていたように見えましたね」(アイドル誌ライター)
平手が新たな可能性を示したこの日は奇しくも、櫻坂46に改名して再スタートを切った欅坂46時代の仲間たちは1stシングル「nobody fault」をリリースし、再デビューを果たしている。
ファンとしては平手も、櫻坂もしっかりと前進していることに安堵していることは間違いないだろう。
(石田安竹)