元衆院議員の宮崎謙介氏が足掛け5年の議員生活の経験をもとに、政治家ウオッチングやオフレコ話、政治にまつわる話を適度な塩梅で、わかりやすく「濃口政治評論家」として直言!
政界の魑魅猛魎をウォッチするはずの自分が跳梁跋扈してしまいました。このたびの女性問題、反省しております。インスタのやりとりも暴露されましたが、僕がグイグイ迫っている箇所だけ抜粋され、先方の強いアプローチを冷たくあしらう僕の返信は外されていました。文春さん、どうせ報じるならもう少しフェアにしてほしかったですね。
とはいえ、結果、その女性と会ってしまったのは最大の落ち度。懺悔出演した「サンジャポ」では爆笑問題の田中さんが「なんでキミはプロ(の女性)にいかないの」とアキれ、りゅうちぇるさんにも「アナタ悪いと思ってないでしょ。きっと3度目もあるわよ」とボロカスに怒られました。自業自得ですが、あの公開処刑は拷問で、初の経験です。
「公共の電波を使って犬も食わない夫婦問題を流すな」「謝るべきは嫁だろ」など多くのご意見をいただいており、僕の不祥事で今回、このページをまるっと使うこと、お許しください。
金子恵美は浮気に対する定義を「週刊誌に報じられた時点」としており「心の浮気は許せないけど、発散的なものはあまり気にしない」と言います。相手女性とインスタグラムで知り合ったことにはいろいろと言われましたが、「サンジャポ」の構成を変えてしまったことにも憤慨していました。というのは、先日の「サンジャポ」では、金子が安倍前総理の桜の会問題について語るために呼ばれていたのですが、そのコーナー、さらにはデーブ・スペクターさんのコーナーも飛ばす申し訳ないことに。
しかも、本来なら僕を恨んでもおかしくないデーブさんが放送終了後、初めてお食事に誘ってくださり、僕と金子と子供、そしてデーブさんの4人で「キャピトル東急ホテル」のラウンジに行き、ランチをしたのです。あと、デーブさんが、とある大物司会者さんも呼んで同席しました。
エントランスで経済学者の岸博幸さんとすれ違い、「おや!?」と視線を向けた先にはなんと、菅総理が。どう見ても密会のご様子でしたが、こんな機会はあまりないので、僕ら夫婦は総理にご挨拶することに。
「あれ、夫婦そろって。久しぶりだけど、相変わらず仲よしだねぇ」
ニヤリとする菅総理はコトを把握されている目つきでした。菅さんも大変そうですが、僕も2度目で針のむしろです‥‥そう言いかけて、止めておきました。
ランチのあとは、デーブさんのご自宅にお邪魔し、お説教の続きを。同情してくださった優しさの裏で、実は怒っていたりして。
ちなみにこの一件で、夫婦で収録した某人気番組のコーナーは、僕だけがカットとなりました。もう一本、収録済みのバラエティー番組もお蔵入りに。本当にご迷惑をかけたこと、心苦しいです。「なら、やるなよ」って声が聞こえます。
はい、「サンジャポで」嫁がぶった切る予定だった安倍さんの身代わりになったつもりで、強く身を慎むしだい。これを機に心を入れ替え、多くの人に懺悔行脚をしながら、魑魅猛魎ネタを仕入れてきます。
そう、11月30日にラジオ出演をした金子が「今回のこと、いろいろと違うところもございますので、法的措置をとることも考えています」と発言。その直後に、女性のインスタアカウントが消えていました‥‥。
宮崎謙介(みやざき・けんすけ):1981年生まれ、東京出身。早稲田大学を卒業後、日本生命などを経て、12年に衆議院議員に。16年に辞職し、経営コンサルタントや「サンデー・ジャポン」(TBS系)などに出演。「バラいろダンディ」(TOKYO MX)ではレギュラーMCを務める。