テリー 森さんはジャニーズが好きで、イケメンが好きじゃないですか。東海林さんもそうですよね。
東海林 そうですね(笑)。今は菅田将暉とか、綾野剛とか、山田孝之とか。それから松田翔太とかね。
テリー いいですねぇ。
東海林 でもね、私が菅田将暉とかって言うと、友達が「ちっともハンサムじゃない」って言うの。「いや、そうじゃないのよ。個性的だし、いいと思うから」って言うんだけど。
テリー ねぇ、みんな才能もあるし。そういう人に会った時は「好きなんです」って言うんですか。
東海林 言います。この前、文化放送に行った時にね、元サッカー選手の中澤佑二さんが、私の前の番組に出てたんですよ。
テリー あぁ、あの人もカッコいいから。
東海林 で、中澤さんがスタジオから出てきた時に、「中澤さん!」って声かけて、「握手してください」って言ったら「ありがとうございます」って。
テリー さすが、元名リポーター!
東海林 周りの人にも「東海林さん、勇気ありますねぇ」って言われましたよ。でも、チャンスは2度来ないから「中澤さん、ファンなんです」って。実はあんまりサッカー見たことないんですけど(笑)。
テリー いいんですよ。いつまでもお若い理由がわかるな。これから、やりたいこともあるんですか。
東海林 なんか、また見つけようと思って。去年ね、講談をやろうと思ったんですよ。
テリー 講談? へぇ。
東海林 一回ね、川崎で講演をやって、その時はやる気十分だったから「来年来る時は、講談を一席やります」って約束しちゃったの。しょうがないから、翌年行った時に、講談の新人が読むやつがあって、それを1個覚えてやったんですよ。でも、どうもうまくいかなくて。だから、今度は事件を講談にしようと思ってるんですよ。
テリー あぁ、すばらしい。じゃあ、さっき言われた愛犬家の事件とかも。
東海林 いえ、もっとちっちゃい事件、いっぱいやってるんですよ。
テリー あ、それはほんとにいいですね。新作落語みたいなものだ。前にやった時にうまくいかなかったのは、ありものだったからだと思うんですよ。東海林さんは頭がいいから、誰かが作ったものをコピーするより、オリジナルを作ったほうが絶対いいですよ。それが実際に東海林さんが取材した事件だったら、お客さんの食いつきも全然違うと思うなぁ。
東海林 そうですね。来年はやろうかなぁ。
テリー 違う形の稲川淳二さんみたいにね。
東海林 あぁ、あんなに上手にはできないと思うんですけど。たぶん声を出すことは大事だと思って。
テリー 今もすごく出てますもんね。ボイストレーニングなさってるんですか。
東海林 いえ、朝、声を出して新聞を読むぐらい。それと、朝起きたら仏壇に「パパ、おはよう」。で、まだネコちゃんの遺骨もあるから「ミミちゃん、おはよう」とか言うの。そうすると1日が始まるんですよ。
テリー いやぁ、ほんとにすてきだな。僕、応援しますよ。東海林さんが元気で頑張ってくれていれば、同世代の励みになりますから。ぜひ日本中の高齢者を引っ張ってってください。
東海林 最近はね、やっぱり自分で「生涯現役」って言っちゃうのがいいかなと思ってるんです。仕事は少ないですけどね。でも1個でもあれば、仕事じゃないですか。だから「生涯現役」でいきたいと思ってます。
◆テリーからひと言
昔のまんまの張りのある声をしてらして、ほんとに驚いたな。「東海林のり子の講談」、ぜひやってくださいよ。ひとつの世界ができそうで、楽しみです。