女優の石原さとみが1月4日の新春ドラマスペシャル「人生最高の贈りもの」で、テレビ東京のドラマで初めて主演を務めることとなった。10月に結婚を発表した石原の新境地に、大きな注目が集まっている。
余命宣告を受けた主人公・田淵ゆり子(石原)と彼女を取り巻く家族の絆を描いたこのヒューマンドラマ。父親役には寺尾聰、夫役には向井理が出演。他にも勝地涼、キムラ緑子、角野卓造ら豪華キャストが登場する。
初共演となった寺尾は「石原との芝居を楽しみにしていた」と前置きしたうえで、「実際にやってみるととてもよかった」「表情も豊かで演技も自然だった」「やっているうちに本当の親子のような気がしてくるほど」とコメント。石原も「作品のタイトル通り、これが最高の贈り物です」と返答している。
なぜ石原は、これまで出演することのなかったテレ東系のドラマに出演することになったのか。その理由は、日本テレビ時代、ドラマ『池中玄太』シリーズなど数々のホームドラマを手掛けてきた大物演出家・石橋冠氏による演出であること。そして、脚本を手掛ける岡田惠和氏のオリジナル脚本であることが大きな理由ではないかという。
「岡田氏は1994年、萩原聖人と木村拓哉がW主演を務めた『若者のすべて』(フジテレビ系)や、1997年には反町隆史と竹野内豊がW主演を務めた『ビーチボーイズ』(フジ系)の脚本を手掛け、2001年には国仲涼子主演の『ちゅらさん』、2011年には井上真央主演の『おひさま』、さらに2017年には有村架純主演の朝ドラ『ひよっこ』と、3回にわたってNHKの朝ドラを手掛けた巨匠。最近では2020年10月期のドラマ『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系)で主演の有村架純と6度目のタッグを組むと、12月に放送されたドラマ『少年寅次郎スペシャル』(NHK)では井上真央と久々にコンビを組んで話題を呼びました。さらに2021年1月期の「にじいろカルテ」(テレビ朝日系)では高畑充希主演のドラマを手掛けるなど、GP帯で主役を張るヒロインにとって一度はタッグを組みたい脚本家。共演する寺尾も『10年に1本出会えたらラッキーだというくらい、いいシナリオ』と今作を絶賛しています」(女性誌記者)
結婚を発表したばかりの石原さとみ。今後の女優人生を占う意味でもこの新春ドラマ、楽しみな作品になりそうだ。
(窪田史朗)