ウッチャンナンチャンの内村光良が12月25日、「あさイチ」(NHK)に生出演。「NHK紅白歌合戦」の思い出を語った。
この年末で4年連続して「NHK紅白歌合戦」の総合司会を務めることになった内村。これまでの紅白を振り返る中、MCの博多華丸・大吉の大吉が「内村さんが一番印象に残っているシーンってありますか」と質問。すると内村は「サザンとユーミンと北島(三郎)さん、あとその他スターの皆さんがみんな手拍子で…」と2018年の紅白の大トリで登場したサザンオールスターズとのクライマックスを挙げ「あれは本当に至福の時でしたね」と語った。
MCの華丸は、2017年の紅白で欅坂46と内村が「不協和音」でコラボしたことが自身の印象的なシーンだったと語ると、内村は「あの光景は一生忘れない」と当時の知られざるエピソードを告白。さらにこう話した。
「コラボの10分前ぐらいに『(前のパフォーマンスで消耗して)何人か出られないかもしれない』と言われて。本番30秒前にまだ明かりの点いていない暗いステージに立ってスタンバイしていたら平手(友梨奈)さんたちがやってきて。スタッフさんたちは止めているんですよ、『やめといたほうがいい』って。でも平手さんたちは『私は出ます。絶対出ます』って。そのプロ根性、それが30秒前なんです。スタッフが諦めてはけていって、メンバーがみんな平手さんの背中に手を当てて『大丈夫、できる』って。オレ、その中にひとりおっさんが立っているから、オレも慌てて背中に手を当てていったのが本番3秒前。あの光景は本当に忘れないですね。ギリギリの調整だったんです」
芸能記者が言う。
「内村とのパフォーマンス終了後に平手友梨奈ら計3名のメンバーが過呼吸で倒れ、メンバーに抱えられながら退場したことが『演出』や『パフォーマンス』などと当時は批判されましたが、今回の内村の証言によって、“ガチ”だったということが明らかになりました」
ネットでは〈手を抜くこと、出ないこともできたが、彼女たちはそれをしなかった。裏側を知る内村さんだからこそ、外野からのヤジや、誤解を解きたかったのだろう〉〈内村さんみたいにずっと活躍されてきて数多くの芸能人を見てきた方が評価してくれているのだから本物ですよね!〉〈裏でそんなことが起きていたのか、欅坂46はあのあと少しバッシングされていたけどプロ根性で舞台に立って頑張っていたのがわかってよかった〉などの声が続出した。
今年の紅白でも内村は「忘れられない光景」を目撃できるだろうか。
(柏原廉)