2020年の朝ドラ「エール」(NHK)でヒロインを演じ、大みそかの「NHK紅白歌合戦」では紅組司会の大役を果たした二階堂ふみ。その名司会ぶりに、早くも今年の紅白歌合戦・紅組司会に「当確」の声が上がっている。
「1月14日配信の『日刊ゲンダイDIGITAL』によると、二階堂は昨年無観客の中で行われた紅白の紅組司会に抜擢され、抜群の司会力で紅白史上最も難しい放送を仕切りました。事前のリハや台本打ちを重ねるごとにセリフも増え、総合司会の内村光良も二階堂に『お任せモード』になった模様。しかも世帯平均視聴率が2年ぶりに40%台を回復。白組司会・大泉洋との漫才さながらのボケ、ツッコミにも視聴者から絶賛する声が殺到しました」(スポーツ紙記者)
しかも、二階堂は紅組司会だけでなく、ディズニースペシャルメドレーで「ホール・ニュー・ワールド」を熱唱。これには、内村・大泉から「めちゃくちゃうまいね」という声がかかっていた。
「紅組の司会は、ここ10年余り朝ドラのヒロインが務めることが多かった。2度務めた有村架純は『国民的女優』と呼ばれるようになりました。もし今年2年連続で選ばれるようなら、二階堂も『国民的女優』の仲間入りを果たすことは間違いありません」(芸能ライター)
しかし、二階堂の狙いは別のところにあるのではないかと見る向きもある。
「2年連続で紅組の司会者を務めれば全国的な知名度、好感度は上がる一方。そこで見えてくるのが、このところ視聴率の低迷に苦しむ大河ドラマの主役です。すでに二階堂は2012年『平清盛』、2014年『軍師官兵衛』、2018年『西郷どん』に出演して爪痕を残してきているだけに、可能性は十分にあります」(女性誌記者)
朝ドラヒロインと大河ドラマの主役、この2つを制した女優は、これまで松嶋菜々子、宮崎あおい、井上真央の3人しかいない。二階堂ふみも続くことができるのか。
(窪田史朗)