ドラマや映画に歌手活動と八面六臂の活躍を見せる若手女優に、突如、所属事務所の移籍騒動が持ち上がった。時に「奴隷契約」になぞらえられるほどビミョーな問題だけに、トラブル発生が危ぶまれている。が、それ以上の大問題が‥‥。収穫前のたわわに実ったバストが表舞台から去るなんて、勘弁してくれ!
激震の震源は1月14日夜に、森七菜(19)のインスタグラムがアカウントごと削除されたことにあった。フォロワーが100万人以上もいたものだから、
「所属事務所『アーブル』のサイトからプロフィールも消えている!」
「引退? 七菜ちゃん、不祥事でも起こしたか」
とネット上が騒然。芸能マスコミが嗅ぎつけるまでに、さほど時間を要しなかった。なにしろ森は現在、最もブレイクしている女優である。
昨年、NHKの朝ドラ「エール」でヒロインの妹役を射止め、出演した映画「ラストレター」(東宝)の主題歌で歌手デビュー。さらにTBSで高視聴率を叩き出す火曜ドラマ枠の「この恋あたためますか」に主演し、まもなく主演映画「ライアー×ライアー」(アスミック・エース)が公開される時期だ。旬のオンナを放っておくわけがなかった。
「インスタ削除の直前、森は『日本ジュエリー・ベストドレッサー賞』の授賞式に出席。豪華なドレスとダイヤのネックレスを身につけて『こんなにキラキラしたジュエリーは初めて』と、しおらしく笑っていたんです。こっちにしてみれば、『裏で何が起きていたんだ?』となりますよ」(スポーツ紙芸能担当記者)
当然ながら、ハチの巣をつつく大騒動に発展。翌朝のスポーツ各紙に「大手事務所移籍」と見出しが躍った。移籍を調整中と伝えられるのが「ソニー・ミュージックアーティスツ」。二階堂ふみ(26)や土屋太鳳(25)らが所属し、森の歌手活動の窓口でもある事務所だ。芸能ジャーナリストの沖直人氏はこう指摘する。
「『アーブル』は森の他に2人しか所属タレントがいない。いわば、弱小プロダクション。大手が強引に弱小から引き抜くなんて昔の話で、今は弱小のほうが逸材を大手に預ける形の移籍が一般的です。それだって移籍金が発生して一筋縄ではいかないのに、今回は森が突然、サイトから消えた。すわッ、トラブル発生かと思ったら、案の定でした」
裏側で、森の実母と「アーブル」の女性マネージャーA氏の存在が浮上しているが、
「森は中学3年の夏休みに家族と海鮮焼き店で食事しているところを、たまたま大分に帰省中だったA氏の目に留まり、スカウトされました。以来、『この子に人生を賭けた』というA氏の奮闘なしには、森の成功は語れないのも事実です。ただ、舞台を中心に手がけてきた事務所で、ビッグビジネスの経験がなく、ギャラの配分を巡って森側が不信感を強めていたそうです。また、高校時代は大分に住んでいた森を、仕事のたびにA氏の自宅に泊まらせるなど、私生活まで管理することに嫌気が差して、あと1年ほどの契約期間を残して、昨年末に森のほうから契約解除を申し立てたのです」(スポーツ紙芸能担当記者)
一方、実母も以前から話題に事欠かないキャラだった。高校時代に「弁当箱を開けたら、マックのポテトしか入っていなかった」というのは、森が番組で明かす鉄板ネタ。それほどファンキーな人柄だったとか。
「高校卒業が決まった昨年2月、七菜ママも森と一緒に上京してきた。それから撮影現場にママが現れ、口を出してきて、入浴シーンをカットさせたなんて話もある。ステージママはトラブルのもとだ。しかも『ギャラはママが管理して、自分は小遣い月3万円』と森が話していたぐらいだから、七菜ママが欲張った結果が騒動の発端なのではないか」(芸能プロ関係者)