火が燃える音には、川や風、波などと同様に、睡眠導入に効果が期待できるそうだ。
お笑いタレントのヒロシは、みずからのYouTubeチャンネル〈ヒロシちゃんねる〉でキャンプの魅力を精力的に投稿しており、2019年6月22日に〈【睡眠用】約10分間 焚火を映しただけの動画~熊本人吉の清流の音とともに~〉とタイトルした投稿回では、自然豊かな非日常の緑を背景に、約10分あまり焚火の火の揺れ具合を映し出し、17万9000回超え(2月1日現在)という高視聴回数で好評を得た。
一方、2018年「キングオブコント」でみごと優勝を飾った、お笑いトリオ・ハナコのYouTubeチャンネル〈ハナコofficial YouTubeチャンネル「ハナチャン」〉で、メンバーの1人である岡部大が焚き火動画を1月29日に投稿。こちらも睡眠用として〈【ハナコ】#88【睡眠導入】焚火を見守る1時間(コント/HANACONTE)〉とタイトルをつけたのだが、視聴者からは激賞ならぬ、激笑のコメントが相次いだのだった。
動画を観てみると、真昼間の青い空、高層ビルといった日常感たっぷり…焚火にそぐわない背景で、焚火をくべる岡部が、「寝れる?寝れそう?眠くなってきた?」と頻繁にカメラ越しに話しかけてくるのだ。増して、どこかの高架下付近とみられ、電車がこれでもかと通過する。そのたびに派手な車輪音を響かせるのだった。
もっとも、視聴者も岡部のシャレがわかっており、〈焚き火動画特有の非日常感がない…めっちゃ天気のいい都会(笑)〉〈なんだこれ…焚き火さんを眺める岡部さんを1時間眺める動画か…!…なんだこれ…. とりあえず癒し効果は抜群だ…〉といったコメントに溢れていた。
さすがのコント師の焚き火動画は、笑いだけでなく癒やしも期待できるようなので、ご興味のある向きは視聴してみるのも一興かも。
(ユーチューブライター・所ひで)