今回のアンケート、ランク外ながらも見逃せない方がおりました。河合奈保子(50)でございます。10年以上、第一線から離れているのに15票も獲得されたのです。あの大きな胸が忘れられないのか、私は戸惑っております。理由を芸能記者に聞きました。
「河合は純白のイメージのまま、芸能活動から離れていったので、熱烈なファンが多いのです。今年は娘のkaho(14)がデビューしたこともあり、注目が集まりました。現在、住んでいるオーストラリアから親子そろって出演、『秀樹の妹』としてデビューしたのですから、今年、2度目の脳梗塞から復帰した西城秀樹(58)との組み合わせなら話題性はバツグンです」
本家の紅白にも27年間、出場していない河合が見られるのは「夢の紅白」ならではでございます。
さて、今年の歌謡界、2つの星が消えました。1つは彗星のごとく短く激しい輝きを放った藤圭子、そして、もう1つの星はキラ星のスターの隣でひっそりと輝きを続けた作詞家の岩谷時子氏であります。
今回のアンケートで宇多田ヒカル(30)に投票した21人の半数が、「母親の歌を歌ってほしい」とリクエストしております。活動休止中に、親類と骨肉の争いをしている場合ではございません。歌っていただきましょう。「圭子の夢は夜ひらく」を!
一方の岩谷氏の代表作といえば、「愛の讃歌」ではないでしょうか。
「『愛の讃歌』は、本家の紅白で故・越路吹雪や美川憲一(67)が歌っています。それを超える大物となると、やはり美輪明宏(78)しかいないでしょう」(合田氏)
美声に、つい黄色髪の怪物を“燃える手で抱きしめて”しまいそうになるのではないでしょうか──。
読者諸氏の皆様、いかがでしたか。北島&石川の組み合わせは本家紅白でも見られますが、「兄弟仁義」と「ウィスキー──」をNHKで聞くことはできなかったことでしょう。ユーミン(59)の歌声と宮崎駿氏の引退作「風立ちぬ」の映像のコラボ、そして一夜かぎりの山口百恵と中森明菜(48)の復活と楽曲提供アーティストとの競演、どれもがオヤジを満足させる夢の舞台だったのではないでしょうか。
いよいよ、最後の1組でございます。もちろん、アンケート結果1位のご両名、サザンオールスターズと松田聖子(51)でございます。今年、再始動をしたサザンは幅広い年代で支持を受け、聖子も40~50代を中心に「ぜひとも」との声が集まりました。さあ、頂上決戦とまいりたかったのですが、ヒット曲が多いご両名だけに、「いとしのエリー」「勝手にシンドバッド」「赤いスイートピー」「青い珊瑚礁」‥‥。まさに、リクエストも多様でございました。
「トリで聖子が『秘密の花園』を歌って、大トリのサザンがメドレー。そして、メドレーの最後は『マンPのGスポット』を歌うわけです。最後の最後で『秘密の花園』の意味がわかるというオチでいかがでしょう」(芸能記者)
最初と最後が下ネタ‥‥。これぞ「アサ芸流」ということで、お許しを。また来年もお会いしましょう。皆様、よいお年を!