元プロ野球選手の新庄剛志氏といえば、阪神タイガースから海を渡り、MLBに3年間籍を置いた後、2004年から北海道日本ハムファイターズで活躍。入団会見で「チームを日本一にする」と目標を掲げると、06年にパ・リーグを制覇し、日本シリーズでは落合博満監督擁する中日ドラゴンズ相手に4勝1敗でみごと日本一に導いた人物。
そんな新庄氏が日本ハム在籍時、ホームランを打つたびに、「○○打法」とユニークに命名し、マスコミ向けに発表していたことを記憶している人も少なくないのではないか。例えば、06年4月18日の対オリックス戦で本塁打を放った際には、「28年間思う存分野球を楽しんだぜ。今年でユニフォームを脱ぎます打法」と、シーズン早々に引退を表明して話題となったが、その中に唯一、正式名称は伏せられ、「放送禁止用語打法」として当時のスポーツニュースで報じられたホームランがあったというのだ。
雨上がり決死隊の宮迫博之のYouTubeチャンネル〈宮迫ですッ!【宮迫博之】〉に新庄氏が出演。4月10日付け〈【大スター】新庄くんと久々に会ったら、スケールの大きさがケタ違いでした。〉と題した投稿回で、とある試合でのバッター中嶋聡氏(現オリックス監督)の場面を振り返っている。
新庄氏によれば、中嶋氏が打ったファールボールが、ネクストバッターボックスで構えていた新庄氏の股間を直撃。新庄氏は男性のシンボルの右側で「キャッチしたのよ」…という。そして、激痛を堪えてなんとか打席に立つと、ホームランを放つという離れ業をやってのけたのだ。ゆえに正解は“右の金の玉”を表すそのものズバリの言葉に続けて、「大当たり打法」というものだっただそうだ…。
「(激痛のあまり)早く帰りたいからホームラン打ったみたいなもん?」と問う宮迫に、「そう!」と即答して笑いを誘う一幕も見せた新庄氏。阪神時代には、故・野村克也監督に「宇宙人」の異名を命名された新庄氏の、人間離れした興味深いホームランの逸話だった。
(ユーチューブライター・所ひで)