元WBA世界ライトフライ級王者・具志堅用高氏のYouTubeチャンネル〈具志堅用高ネクストチャレンジ〉に、同じくプロボクシング元世界王者の輪島功一氏とガッツ石松氏が出演。輪島氏は世界スーパーウェルター級王者を不屈の闘志で3度獲得、ガッツ氏は「幻の右」で世界ライト級王者に輝いている。そんなレジェンドクラスの世界王者たちが、一回でもらった最高のファイトマネーの金額について明かすといった貴重な内容を投稿した。
4月9日付けで〈【衝撃の事実が連発】パンチが効きすぎの天然トリオのレジェンドトーク~後半戦~〉と題した投稿回がそれで、輪島氏は6500万円、具志堅氏は7000万円、ガッツ氏は7200万円と回答。今聞いてもすごい数字だが、現在とは物価が4~5倍近く違っていた40~45年ほど前の話だから驚きだ。
この中でさらに興味深いのは具志堅氏の話で、この7000万円のファイトマネーは日本人の防衛記録としてマークした、1980年10月12日の13回目の防衛戦でのものだったようで、「初防衛で300万くらいかな」とも語っており、防衛のたびに金額が釣り上がっていったことも明かされたのだった。
余談だが、元プロ野球選手、巨人で活躍した王貞治氏の最高年俸は、80年の8160万円である。具志堅氏はこの80年に3回防衛しており、簡単に見積もっても王氏の倍額はこの一年で手にしていたことだろう。
ジャンルが違うとはいえ、危険と隣り合わせのボクシングが、世界のホームラン王を凌ぐとは…夢のある話が拝聴できた。
(ユーチューブライター・所ひで)