日本代表に選ばれた、元プロサッカー選手の前園真聖氏といえば、現役時代からタレント性が高くテレビでも大活躍だったが、2013年10月に飲酒トラブルを起こして復活が危ぶまれた。しかし、これが前園氏にとって思わぬチャンスを生み出したようで、奇跡の復活劇を前園氏が語る番組があった。
芸能リポーター・井上公造氏のYouTubeチャンネル「井上公造チャンネル」の4月21日投稿回に、前園氏が出演。14年からレギュラー出演している「ワイドナショー」(フジテレビ系)について言及している。
井上氏いわく、同番組ではコメンテーターを務めるダウンタウンの松本人志がサッカーに詳しくないことから解説者探しが始まったが、14年は「FIFAワールドカップ」のブラジル大会が開催される年だったこともあり、名のある人はすでに他番組や現地取材で多忙を極めていた。そんなタイミングに白羽の矢が立ったのが、前園氏だったという。
動画で前園氏は、レギュラーを務めていたスポーツ番組の冒頭で謝罪するも、腫物を触るかのように誰からも飲酒トラブルについて追及されることがなかったことから、「凄くモヤモヤがあったわけですよ」と説明。しかし、「ワイドナショー」ではテーブルに置いてあるウーロン茶を見て松本が「『お前それウーロンハイだろっ!』ってツッコんでくれて…。自分の失敗を喋るキッカケを作ってくれたのが、あの番組だった」と嬉々として振り返っている。
飲酒トラブルは肯定できないが、自身の失策を公に曝け出しピンチをチャンスに変えた前園氏はお見事であると同時に、そんな前園氏をサラリと笑いに昇華してしまう松本も、さすがとしか言いようがない。
(ユーチューブライター・所ひで)