「東京に来ないでほしい」
4月16日の定例会見で、小池百合子都知事が強く言い放った“迷フレーズ”。唐突に打ち出された、都内と首都圏の往来自粛への呼びかけを「非常に配慮に欠けた失言」と酷評するのは、前東京都知事の舛添要一氏だ。続けてこう話す。
「東京の経済は、近隣県から通勤する人のおかげで回っています。もちろん都政も同じで、都庁や保健所の職員たちも都外から通うケースが多い。出勤しなければ、たちまち行政サービスはストップしてしまう。まともに考えたら論外な発言ですよ。5月17日から2日間の来日を予定しているIOCのバッハ会長にも同じことが言えるのでしょうか」
4月25日から5月11日までの緊急事態宣言明けとはいえ、来日2日目には、都内で菅義偉総理や小池知事らと面会するスケジュールが組まれている。そもそも小池知事は、テレビ番組で五輪中止に言及した自民党の二階俊博幹事長のコメントを受けて、「叱咤激励、ここはコロナを抑えていきましょうというメッセージだと受け止めている」と発言するなど、事実上の都市封鎖を訴えながら、五輪開催には積極的な姿勢を崩していない。
しかし、五輪の開催可否すらも政局利用だと…。その驚きの裏事情の全容は、4月27日発売の「週刊アサヒ芸能」5月6・13日合併号で詳報している。