元女子プロレスラーのジャッキー佐藤さん(1999年8月9日に41歳で他界)と言えば、1976年にマキ上田と結成した「ビューティ・ペア」の人気は凄まじかった。「かけめぐる青春」「真っ赤な青春」などの曲が大ヒットし、試合前のリングで歌を披露する…といったフィーバーぶりだった。
そんな佐藤さんが快進撃を続けていく中、1人の若き女子レスラーが世界シングル王座戦においてこれを撃破。引退に追い込んでいる。その人の名は、女豹がごとき鋭い眼光が特徴の、ジャガー横田だ。
その横田が、元女子プロレスラー、ブル中野のYouTubeチャンネル〈ぶるちゃんねるBULLCHANNEL〉に出演、「負けなかった安堵感はあるけど、勝ってしまったという複雑な心境が大きかった…」と、当時を振り返っている。
5月1日に〈初コラボ【ジャガー横田登場】全日本女子について語りつくします 1/3〉と題した投稿回がそれで、当時は「横田りみ」でチャンピオンとなったと言う横田。たまたま金星を上げたが、別の日に戦えば負けたかもしれず、半年で10kgも痩せたと、ベルトが相当心に重くのしかかったと振り返っている。
そんな横田が気を取り直すことができたのは、2回目の防衛戦で「ジャガー横田」のリングネームがついた時のようだ。リングネームがつくと、女子プロ界から必要とされている存在だと実感でき、1試合1試合責任をもってチャンピオンらしい戦いを見せていこうと切り替えられたのだとか。ちなみに、正規軍のチーム「ダイナミックジャガーズ」でトップになったことから「ジャガー」を拝命し、女豹がごときイメージからではなかったようだ。
当時の女子プロファンには垂涎ものの、貴重なお話が拝聴できる好回だった。
(ユーチューブライター・所ひで)