人気絶頂のお笑いコンビ「かまいたち」(山内健司、濱家隆一)がテレ東の旅番組に出演したが、意外な起用に驚きの声も上がっていた。そして、内容を巡って、制作サイドへの不満が噴出しているというのである。
かまいたちが出演したのは去る5月22日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送された「かまいたちの名所名物先取り旅」。山内は高橋克実、濱家は坂井真紀と組んで、千葉県房総半島の名所・名物を体験する。体験すると新たに軍資金がもらえ、次の名所・名物に向かえるというしくみ。交通機関は何を利用してもいいが、料金は所持金の中から出さないといけない。
「見どころはかまいたちの山内、濱家の“読み合い”。名所・名物は先に着いたチームしか体験できず、軍資金も同様。相方の行動パターンや趣味嗜好を読んで、行き先を決めないといけません。山内、濱家どちらもみごとな読みをして、その点では、見応えがありました」(テレビ誌ライター)
新たな企画は好評のようだが、一部のテレ東旅番組ファンからは批判の声も上がっている。「テレ東旅番組なのにヌルすぎる」というのが理由だ。
「テレ東旅番組といえば、太川陽介のバス旅にはじまり、沿線歩き旅、千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅などどれも“厳しい状況下でのガチンコ”で知られています。土砂降りの中を何キロも歩いたり、バスの時間に間に合わせるためにちょっとしたマラソンをすることもあります。ところが今回の旅はお金さえあればタクシーを使いたい放題。実際、両チームともタクシーを使いまくっていました。歩くシーンもわずかにありましたが、他の企画に比べるとヌルいと言わざるを得ません」(前出・テレビ誌ライター)
ネットでは「人気のかまいたちに番組側が忖度したのかな」「つらい旅だとかまいたちが出てくれないと思ってやさしくしたんじゃないか」という“憶測”まで出ている。真相はどうなのか。次はもっと厳しい旅をして、今回の批判を吹き飛ばしてほしい。