俳優・菅田将暉が来年1月期のフジテレビ系“月9”ドラマ「ミステリと言う勿(なか)れ」の主演を務めることが先ごろ発表された。
同ドラマは、累計発行部数800万部突破の同名タイトルの人気コミックを実写ドラマ化。菅田は月9初主演となる。
同作は天然パーマにコンプレックスを抱え、友達も恋人もいない変わり者の大学生・久能整(くのう・ととのう)が、膨大な知識量、鋭い推理力や洞察力、記憶力によって様々な事件を解決していくという内容。
菅田は原作を忠実に再現するため、髪を伸ばして自毛で巨大なアフロヘアに挑戦。原作のイラストと並べた再現ビジュアルが公開されたが、それがネット上で思わぬ波紋を呼んでいる。
「原作ファンから“久能整のマイペース、無害キャラのイメージと違う”とキャスティングミスを指摘する声が相次いだのです。一方で、ビジュアル的には俳優・渡部豪太の方が断然、合っているとの声も殺到。ほかには中村倫也、坂口健太郎、宮沢氷魚などを推す声も見られるんです」(芸能ライター)
人気コミック原作のドラマや映画には、必ず出てくるのが主人公役の俳優がイメージに合っていないという原作ファンからの厳しい声。
とはいえ、原作者の田村由美さんは「主演がなんと菅田将暉さん!整役が菅田将暉さんです!何度も声を大にして言いたい。感激です。撮影現場にもお邪魔したのですが、『ああ… …! 整が現実にいたらこんな感じなんだ!』ってもう整にしか見えず、どれほどの努力を重ね思考をめぐらせ、大量のセリフに向き合い髪の毛をモフモフにし(!)、真摯な役作りをしてくださったんだろうとその素晴らしさと放たれる輝きに震える思いでした」と太鼓判を押している。
菅田にはぜひ、定評のある演技力で原作ファンを唸らせる作品に仕上げてもらいたい。
(鈴木十朗)