現在、山本浩二氏が理事長となり、長嶋茂雄氏と王貞治氏が顧問を務める、日本プロ野球名球会。1979年7月24日、当時は、投手が稲生和久氏、金田正一氏(いずれも故人)、野手が長嶋氏、王氏、野村克也氏(故人)など18名で発足。入会資格として、野手は通算2000安打以上、投手は通算200勝利以上などが基準となっていたが、投手の分業化に伴い、2003年12月に、通算250セーブ以上も認められることになるなど、入会資格は変遷を続けている…。
そんな日本プロ野球名球会の入会資格に、日本からMLBに旅立ったあの選手を例に、特例が生まれるのでは?と、自身も通算219勝をあげ、名球会入りした山本昌氏が興味深い発言をする番組があった。
東海テレビのYouTubeチャンネル〈【東海テレビ公式】ドラHOTpress〉の、6月14日付け投稿回〈山本昌&山崎武司プロ野球やまやま話「大谷翔平」〉を観ると、その選手とはタイトルにもある通り、ロサンゼルス・エンゼルスで活躍中の、ご存知「二刀流」大谷翔平だった。
今シーズンの大谷は6月15日時点で5勝2敗、バッターとしては17本塁打を放っている。日本人メジャーリーガーのシーズン本塁打記録は松井秀喜氏の31本だが、それを上回り、さらには、日本人初の本塁打王も夢ではない活躍を見せている。
もっとも、山本昌氏は「バッターとピッチャー、両方やってたら数字は伸びないですよね」と口にする一方で、「でも数字以上に大騒ぎじゃないですか。こんな人いないと、ベーブ・ルース以来とか…。大谷君に関しては、おそらく将来的には、特例が出るんじゃないですか?」と、通算安打数と勝利数を合わせた合算方式などで名球会入りする可能性を示唆したのだった。
大谷にとって、名球会入り以上に、200勝利、2000安打のダブル達成は夢のある話。無限の可能性に期待したい。
(ユーチューブライター・所ひで)