コロナ禍で苦境を強いられた邦画界だが、ベッドシーンは不滅。艶大賞「映画部門」は上半期の煽情的な作品を映画評論家の秋本鉄次氏が熱烈選考する!
「贅肉がついて熟れた肉体だからこそ、最高に生々しくてよかった!」と絶賛して、秋本氏が艶大賞映画部門は「彼女に決まりです!」と話すのは、「茜色に焼かれる」(フィルムランド)での尾野真千子。15歳未満の入場・鑑賞禁止の本作で尾野は、映画「真幸くあらば」(10年、ティ・ジョイ)以来、実に11年ぶりにバストをあらわにしたのだ。「真幸く─」の時のマッパで自分を慰めるシーンは「スレンダーな印象」だったという秋本氏だが、「今回はアラフォーらしい肉感ボディとなり、映画に説得力をもたらしていましたね」と話す。
尾野の役柄は、交通事故で夫を失ったうえ、コロナ禍で経営していたカフェが潰れる不幸な女。ホームセンターの生花コーナーと性サービス嬢の二足のわらじをはき、中学生の息子を育てるシングルマザーだ。
性サービスのシーンでは背中に胸用の肌着を食い込ませ、客の下半身に顔を埋めて「チュパチュパ」と濡れた音を出しながら頭を上下させる。フィニッシュの直後に「いっぱい出たぁ~」と甘い声を出すが、客からは冷えた視線を向けられるなど、常に理不尽さがつきまとう。そして学生時代の想い人と再会、ホテルでいざ一線を交えんとした時のシーンが秋本氏によれば印象的だったそうだ。
それは、胸元を布団で隠しながら、性サービス嬢だったことを打ち明けるが、男は意に介さず布団を剥ぎ取るその瞬間だという。秋本氏によれば、「コリッとした」バストトップが「頂きに実る」ような感じの、「生活感漂う」柔らかバストが見えたそうである。
5月21日放送の「A-Studio+」(TBS系)で笑福亭鶴瓶が、石井裕也監督に聞いた話として、尾野が自分のバストトップについて「どうや?どうや?」と聞いてきた、と現場での尾野の大胆さを暴露していた。
アサ芸の艶大賞はおろか「日本アカデミー賞主演女優賞は確実」と言われる尾野と拮抗するのが「裏アカ」(アークエンタテインメント)の瀧内公美だ。
演じる表の顔はアパレルショップの店長で、裏ではSNSに過激な肌着姿を投稿して承認欲求を満たす「裏アカ女子」。SNSで出会った男と一度だけの情交に溺れると、他の男とも肉体関係を持っていく。秋本氏によれば、美バスト全開の状態で「高層ビルの窓際でのバックや、駅弁なんかもヤッています」とのことだ。
これまでも映画「火口のふたり」(19年、ファントム・フィルム)などで濃い愛欲シーンを演じており、本作でもいっさい手抜きはない。
「以前、彼女にインタビューした際に『不自然に体を隠すのは、映画に対する冒涜』と宣言していて感動しました。今後も期待大です」
次点は劇場未公開でNetflixで独占配信された映画「彼女」での水原希子と、バンド「ゲスの極み乙女。」でドラムスを担当しているさとうほなみだ。
水原は冒頭、男にまたがって妖艶に腰を動かす体勢で魅せると、終盤では、さとうとねっとりとした女同士の交情。水原がさとうの小豆大のバストトップを、さとうは水原のピクンと勃った桜色のバストトップを舐め合い、アエギ、悶える。さらに水原の秘部に手を伸ばしたさとうは、舌を這わせて、ピチャピチャと艶っぽい音を奏でる。
「うぅ~~ん、あぁ‥‥あっあぁぁんッ!」
水原は全身を痙攣させながら快感に没入するのだ。
最後に秋本氏がノミネートしたのが、昨年6月にグラドルデビューを果たしたばかりで「新・国民的」爆裂バストの異名を持つフミカだ。4月公開の映画「農家の嫁は、取り扱い注意!」(レジェンド・ピクチャーズ)では、大根畑で白いレースの肌着に包まれた窮屈そうなGカップをご開帳。そればかりか、浴室で自分を慰める行為、キッチンでマッパにエプロン姿になりバックハグと、艶系女優顔負けのシチュエーションに挑んでいる。秋本氏によれば、
「上半期は、コロナ禍で濃厚接触に消極的だったためか」ベッドシーンのある作品が極端に少なかったという。「ただ、量より質でしたから、大満足です」とのことであった。