芸能

薄幸「演技才能のなさは100人に1人と言われた」

●ゲスト:薄幸(すすき・みゆき) 1993年、千葉県生まれ。小学5年生から高校2年生まで子役として活動後、17歳の時に「ワタナベコメディスクール」へ。その後、太田プロダクションに所属し、女性コンビで活動するが15年に解散。同年、「たけしの等々力ベース」(BS フジ)にて、「幸が薄そう」との第一印象からビートたけしに「薄幸」と命名される。17年、安部紀克とお笑いコンビ「納言」結成。ボケとネタ作成を担当。「M-1グランプリ2018」から3年連続で準々決勝進出。現在「お笑い第7世代」のひとりとして各方面で活躍中。

「お笑い第7世代」のひとりとして、今やバラエティー番組に引っ張りだこのお笑いコンビ「納言」の薄幸。ライダースジャケットとヤサグレキャラでおなじみだ。が、意外にも子役として活動していた過去があるとか。その意外な経歴と怪しい私生活に天才テリーが迫る!

テリー 幸さんは小学生の時から、子役として芸能活動をしていたんだね。

 そうですね、エキストラばっかりでしたけど。女優でもアイドルでもいいし、気がついたら、テレビの中の人になりたいって思ってました。

テリー 誰みたいになりたかったの、当時。

 誰だったんだろう。女優さんで言ったら、多部未華子さんとか。でも、高2の時に当時のマネージャーに呼び出されて、演技の才能がない赤ちゃんが100人に1人ぐらい生まれるらしいんですけど、「それがお前だ」って言われて。それで事務所をやめました。

テリー そんなこと言われちゃうんだ。傷つくよね。

 でも、しょうがないです、生まれちゃったので。で、17歳で「ワタナベコメディスクール」に入って、今もお笑いをズルズル続けてる感じです。

テリー なんでお笑いだったの?

 とにかく芸能人になりたくて、何がいちばん簡単かなって思ってた時に、「お笑いに手を出してないな」って、ほんとに軽い気持ちで。あと、前の事務所の時に授業で漫才を1回やったことがあって、それがすごい楽しかったんですね。

テリー 今は太田プロでしょ。ワタナベの学校に行ったらナベプロに入るんじゃないの。

 入れなかったんですよ。その時の養成所生は、全体の1割ぐらいしか所属できなくて、私は漏れちゃって。で、太田プロのオーディションに行ったら、けっこうすんなり入れました。

テリー 太田プロのオーディションは甘々ってこと?

 ナベコメの講師が元「ノンキーズ」のヤマザキモータースさんっていう方で、太田プロの先輩なんです。で、その方に「ちょっと入れてください」っていう感じで言ったら、すぐに入れて。まぁ、コネですね。

テリー でも、面接とかはあったんでしょう。

 オーディションはありました。でも、私はコネなので、すぐオーディションを受けられて、漫才をやりました。

テリー その時、もう相方はいたの?

 いました。女コンビを組んでいて。でも、すぐ解散したんですよね、21か2ぐらいの時に。で、ピンで2年ぐらいやってたら、今の相方(安部紀克(あべよしかつ))に声かけられて、「納言」を結成したんです。そしたら半年ぐらいで、今のネタの形が見つかって。

テリー ネタは幸さんが書いてるの?

 今はそうですね。昔は100パー相方が書いてましたけど、徐々に書かなくなって、私が全部書くようになってから、けっこう調子よくなりました。

テリー そうか(笑)。相方は複雑な気持ちだね。

 どうなんですかね。最初はちょっと悔しいとかあったかもしれないですけど、今は何もせずに、休みはあるし、ちょっとお金もあるし、洋服とか買い漁ってて、すごい楽しそうです。もう割り切ったみたいで、嫉妬とかされないので、楽は楽ですね。

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