ヤクルトスワローズ一筋18年だった元プロ野球選手の古田敦也氏。プロ通算2097安打で名球会入りも果たした名バッターでもあるが、故・野村克也監督の代名詞ともいえるID野球を捕手として譲り受け、「ID野球の申し子」として鉄壁の守備を誇る名キャッチャーだった。
その古田氏が、自身のYouTubeチャンネル「フルタの方程式」の7月17日付投稿動画で、「投手の信頼を得るためにやっていたこととは?」といった質問に回答したところ、視聴者も驚きの古田氏の気遣いが明かされた。
その気遣いとは、投手によってキャッチャーミットの色を変えていたというもの。90年代前半は、青色は精神集中に効果があり、赤色は闘志に火をつけるといったカラーリングが流行った時代でもあったと振り返る古田氏。ヤクルトのエースとして当時活躍していた岡林洋一氏に好きな色を聞くと、「青でなければ投げれない」と言うほどの青色好きだったことから、岡林氏とバッテリーを組む際には青いミットを選んでいたそうだ。
また、同時代にクローザーとして活躍した、現ヤクルト監督の高津臣吾氏は、「赤じゃないと燃えない」と口にしていたそうで、1試合の中で青から赤にミットを変えるといったこともあったことを明かし、「赤ミットも使ってたなって思ったけど、そういう理由だったんだ!」といった視聴者も納得のコメントが見受けられた。
もっとも、この色じゃないと絶対嫌だ! といった自己主張をするのは、古田氏いわくごく少数だったようで、今後、そのあたりを岡林氏、高津氏を同チャンネルに招いて直接聞いてもらいたいものだ。
(ユーチューブライター・所ひで)