元プロ野球選手・新庄剛志氏と言えば、2004年に北海道日本ハムファイターズ入団後の、派手なパフォーマンスが強く印象に残っている。日本ハムに入団したのは、北海道に本拠地を移すタイミングで、「札幌ドームを満員にする」「チームを日本一にする」を目標に掲げた新庄氏は、いずれも在籍時に達成を果たしたが、球団を人気チームにするためには、様々な“仕掛け”もしていたようである。
それが明かされたのは、新庄氏が出演した元プロ野球選手・中西清起氏のYouTubeチャンネル〈中西清起の虎の穴チャンネル〉。目標達成のためには「1チームに、スター選手を4人作らないといけない」との持論から、当時日本ハムに籍をおいていた現メジャーリーガーのダルビッシュ有、ともに元プロ野球選手の小笠原道大氏、森本稀哲氏を個性的な選手にするためのプロデュースに取り組んでいたといった、一瞬、「本当か?」と思ってしまう興味深いエピソードが明かされた。
同チャンネルの7月25日付け投稿回でのことだが、当時、新人の頃のダルビッシュは見た目に頓着がなかったことから、百貨店で購入したトラベルバッグやスーツなどをプレゼントしてエレガントにプロデュース。
森本氏には、「オールスターゲームではピッコロ(大魔王)=漫画「ドラゴンボール」のキャラ=の格好をしなさい」と剽軽なキャラクターに位置づけ、小笠原氏は「侍魂」があるから「そのままで良し」としたという。
もっとも、満員の球場に関しては、「まあ7割くらいはボクのファンで埋まってますよ」と“4人目のスター選手をお忘れなく”とばかりに語り、スタジオの笑いを誘う一幕も見せたのだった。
昨年12月にトライアウトに挑戦するも、12球団からの申し出がなく、日本球界復帰を断念した新庄氏だが、こんな話を聞かされると、やはり日本プロ野球界のためにも何らかの形での復帰を願いたくなる!?
(ユーチューブライター・所ひで)