今や客を呼べる女優として、確固たる地位を築いている長澤と綾瀬。キムタクの歓心を得るだけあって、そのサービス精神が、いかんなく発揮されたのが、番宣での丁々発止ぶりだった。9月15日放送「VS嵐」(フジ系)では、長澤がプライベートでの木村との交遊を告白。
「今、どこどこにいるんですけど、先輩来れますか」
と何度か誘ったことを打ち明けるも、
「連絡くれたりした時に限って、仕事が入っていて‥‥本当にゴメンって」
大物芸能人のツーショットは実現しなかったが、コロナ禍での映画撮影は、キムタク自身もかなりナーバスだった様子。
「加えて、500名ほどのエキストラを起用した『マスカレード・ナイト』の現場は緊張感がありました。特に座長である木村さんの徹底ぶりは凄い。2作目ということもあって慣れ親しんだスタッフ・俳優陣との撮影でしたが、必要以上に話すことはなく、差し入れは映画のロゴ入りのマスク。感染予防を徹底したためか、長澤さんとの会話が弾んでいる様子は見受けられなかったです」(映画関係者)
やはり、コロナ禍の折、ヒリヒリした撮影現場での「密な関係」は、実現不可能だったようだ。
それにしても、日本を代表する二大女優に成長したが、くしくも二人は同期でデビュー20周年を迎えている。芸能記者によれば、
「しかもブレイクのきっかけは二人とも04年『世界の中心で、愛をさけぶ』でした。長澤は映画版、綾瀬はドラマ版でヒロインを演じ、一躍若手の人気女優の仲間入りを果たしましたね」
だが、二人の接点はブレイク後もまったくなく、15年の映画「海街diary」(東宝・ギャガ)でようやく初共演を果たす。夏帆(30)、広瀬すず(23)と共に4姉妹を演じたのだった。作品は大きな話題を呼び、16年「第39回日本アカデミー賞」で最多の4冠を勝ち取っている。
「長女を演じた綾瀬が『優秀主演女優賞』、長澤は『優秀助演女優賞』でした。まだこの頃は綾瀬の方が女優として格上。天然キャラと豊満おっぱいで男性人気を一網打尽にしています」(芸能記者)
長澤人気はここにきて、「マスカレード」の2作も手伝って急伸中。女優としての序列争いも逆転の兆しが出ている。その輝きはキムタクが一目置くのも無理はないほどの光彩を放っているのだ。
「一方、綾瀬はコロナ感染で肺炎になり入院。そのスピーディさに『上級国民だ』と一部で批判を受けました。ただ、木村は撮影前の綾瀬の体調を気遣って『ゆっくり休んでほしい』と励ましていたようです。長澤の評価はここ数年でうなぎ登り。最近では『ドラゴン桜』(TBS系)をはじめ、数々のヒット作を連発。本人が出るだけで視聴率を取れる女優になりました」(芸能プロ関係者)
果たして下剋上でキムタク寵愛バトルを制するのは長澤なのか。「正妻」で捲土重来を期する綾瀬なのか。バトルの続報を次の機会に!