アントニオ猪木氏とともに、プロレス界の一時代を築いた、元プロレスラー・ジャイアント馬場氏(1999年1月31日に肝不全で他界)の得意技と言えば、相手をロープに振った際に、その反動を利用したカウンターキック「16文キック」だろう。他にも、「脳天唐竹割り」「河津落とし」「ココナッツクラッシュ」といった、209センチの長身を活かした技を得意としていたことでも有名だが、一方で、馬場氏をモノマネする際に、指で額の汗を拭う仕草とともに「アポー」といった声が飛び出すのも周知の通り。馬場氏は本当に「アポー」と言っていたのだろうか?
このモヤモヤした疑問について、意外なところで言及されていた。主に広島カープで活躍した元プロ野球選手・高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル〈カープよしひこチャンネル〉に、主に巨人で活躍した左腕・角盈男氏が出演。プロ野球選手として巨人に籍を置いていた馬場氏の「アポー」の“真相”について触れていたのだ。
何でも角氏によると、馬場氏が空手チョップを決めようとした際、外国人レスラーはジョークが好きなので、艶やかな内容のイラストを描いたてのひらを、ヒラヒラと見せたという。そして、馬場氏を笑わせていたのだとか。その笑い声が、思わず「ウププ…」と漏れ、「アポー」に発展したのだと笑いを誘ったのだった。
しかし、「アポー」を巡っては、タレントの関根勤が馬場氏をモノマネする際に、大きく息をつく動作として言ってもいない「アポー」を誇張して加え、本人からお墨付きをもらったといういうのが定説にもなっている。ということは、馬場氏が大きく息をついたのは、実は外国人レスラーに笑わせられていた、という“真相”なのかもしれない…!?
(ユーチューブライター・所ひで)