スポーツ

角盈男、「2年目のサイドスロー転向」を後押しした長嶋監督の“男気溢れる言葉”!

 主に巨人で活躍した元プロ野球選手の角盈男氏と言えば、左腕から放たれる独特なサイドスローだろう。1978年には5勝7セーブで新人王を獲得。81年には、20セーブで最優秀救援投手のタイトルにも輝いているのだ。

 しかし、デビュー当時の角氏はオーバースローだったことは意外と知られていないのではないか。2年目の79年には2勝5敗6セーブを挙げるも、制球力の課題があったのだ。

 その角氏が、主に広島カープで活躍した元プロ野球選手、高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル〈カープよしひこチャンネル〉に出演。サイドスロー転向のいきさつを、当時の長嶋茂雄監督の言葉とともに振り返った(9月30日付投稿回)。

 その動画によると、79年シーズンオフの秋、その過酷な練習量から「地獄のキャンプ」と語り継がれている巨人「伊東キャンプ」は、当時、V9選手のレギュラーがいなくなったことから、長嶋監督の「レギュラーは与えられるものじゃない。奪い取るものだ!」との奮起を促す言葉で始まったという。

 制球力を補うべく、コーチと相談した上で、サイドスロー転向を決めた角氏。しかし、オーバースローの時には「どこを向いているかわからない」と批判を浴びたが、今度は「もったいない」と、仲間内から猛反対。

 頭を抱えたコーチが長嶋監督に相談したところ、「うん、いいんじゃないの、どうぞどうぞ。僕が責任を取ります」と快諾。めでたく、巨人の救世主誕生となったわけである。

 欠点をみずから補い、反対意見にも真っ向勝負の角氏。レジェンドたるユエンを教わるとともに、長嶋監督の“男気”も感じさせる見応えのある秘話公開であった。

(ユーチューブライター・所ひで)

カテゴリー: スポーツ   タグ: , , , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論
4
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
5
世間はもう「松本人志」を求めていないのに…浜田雅功「まっちゃん」連呼のうっとうしさ