日本ハムの新庄剛志監督が、メディアに「スター誕生」を後押しするよう懇願している。 これは昨年末に一斉に報じられたもので、新庄監督は「僕がこれだけ騒がれるのは、マスコミのみんなが(状況を)作ってくれたから。僕が何しようが、取り上げてくれなかったら今の僕はいない」と言い切ったのだ。最後には「まぁ、派手ですから」と自らオチをつけて笑わせた。さらに「皆さんにスターを作ってもらわないと」とも訴えたのだ。
新庄監督と同じ時代に活躍した球団OBは、
「自己プロデュース能力という点では、今の選手も負けず劣らずの部分があります。しかしながら、それがメディアを通じてやるかと言われたら違う。今は選手自らSNSで発信できるので、そちらにばかり力を入れる傾向が強いですね」
とはいえ、新庄監督でさえ、なかなか「解禁」できないメディアもある。
「公式戦期間中のYouTubeチャンネル更新ですね。ユニフォーム組でシーズン中にも定期的に更新しているのは、楽天の田中将大、中日・片岡篤史2軍監督などごく僅か。球団が『収拾がつかないので、やらないでほしい』と、ストップをかけている事情がある。これを解禁しない限り、話題も何も十分に発信できないのではないですか」
新庄監督が令和のスター誕生に向けて説得しなければいけない相手は、まだまだいるようだ。