現在放送中の連続ドラマ「二月の勝者─絶対合格の教室─」(日本テレビ系)で、民放連ドラに久々に出演している女優・井上真央。だが、彼女の心身を気に掛ける声が視聴者からたびたび上がっているという。
主演の柳楽優弥が「桜花ゼミナール」の校長かつスーパー塾講師・黒木蔵人役。ヒロインの井上は、新人塾講師・佐倉麻衣として出演中。中学受験合格に向けて過激な言動をする黒木に、佐倉を含む周囲の講師&塾生などが毎度アタフタ&消耗するというのが、話の大筋のようだ。
視聴者からはもちろん〈脇を固める井上さん、久々なのに良い引き立て役を演じきってます〉のように、井上の役者としての円熟味を支持する声も見られたが、ドラマライターによれば、井上に複雑な心情を寄せる声が多いのだとか。こう話す。
「《生気のない姿にビックリ》《ほうれい線が目立つし、顔色も悪い》など、井上の見た目へのコメントが相当ありました。30代半ばですから年相応と見る向きもありますが、一つには、05年より放送され、彼女を一躍人気女優へと押し上げた大人気ドラマ『花より男子』(TBS系)の際の“溌溂さ&元気いっぱい”のイメージが未だ抜けきらないこともあるのでしょう。ただ、中には、嵐のメンバーが次々と結婚を発表している中で、今も『花より─』で共演した嵐の松本潤と極秘交際中と言われるものの表立った動きがない井上の恋愛事情に言及し、彼女の心のうちを慮るような声も見られます。どうも彼女が抱かれているプライベート事情が視聴者の頭をよぎり、より見た目から彼女のメンタルを心配する声につながっている面も大きいようです」
ドラマの視聴率は第1話が9.2%(世帯平均視聴率)、2話が7.9%、3話が8.0%、11月6日放送の4話が6.8%と好調とは言い難い。
「物語の内容については前向きな声も少なくない。例えば、今年の4月期に放送され高視聴率だった『ドラゴン桜2』(TBS系)よりも“現実味があっておもしろい”といった声や、05年に放送され天海祐希主演で大きな話題を呼んだ『女王の教室』(日本テレビ系)に匹敵するぐらいの“クオリティがある”などです。土曜10時の枠という優位性も活かし、大人が見てのめりこむような展開に期待したいところです」(前出・ドラマライター)
11年放送のNHK朝ドラ「おひさま」や15年放送のNHK大河「花燃ゆ」で主演を務めた井上。早々に大役を済ませた子役出身の井上が、もしもプライベートで、人生の壁にぶち当たっているのなら、ぜひともドラマのタイトルよろしく“勝者”となってほしいものだ。
(島花鈴)