井上真央が所属事務所のセブンス・アヴェニューを退社することが4月23日、わかった。
「両者円満をアピールしていますが、根っこに不満を抱えていたようです」と解説するのは、ベテランの芸能ライターだ。
「事務所にすれば、子役からの脱皮に成功、ドラマ『花より男子』(TBS系)でブレイク。その後もNHK朝ドラ『おひさま』のヒロインを手にし、その年の紅白歌合戦の紅組司会、大河ドラマ『花燃ゆ』の主演と輝かしいキャリアを歩ませ、女優・井上真央を育て上げた自負があります。しかし、井上にすれば『花燃ゆ』で『平清盛』と並ぶ歴代ワースト視聴率を記録し、大河後はCMのギャラが最盛期の3分の1に下落。実入りの少ない舞台出演とアニメ映画の声優、お酒のCMくらいしか仕事がなかった。これまで以上のキャリアを築くには、新天地での活動しかないと考えたようです。井上は進学校の日大藤沢高校からストレートで明治大学に入学。演劇学を専攻し、名女優・杉村春子を卒論に取り上げるなど、生涯女優を貫く姿勢を見せています。女優として輝き続けるには、独立しかないと決断を下したのでしょう」(前出・芸能ライター)
昨夏、アニメ映画「ルドルフとイッパイアッテナ」への声優出演が決まった際、井上は役になぞらえ、「私も新たな世界を冒険してみようと思います。また一歩、踏み出す勇気をもらえそうです」とコメント。新世界への意気込みを遠まわしに語っていた。
気になるのは、くすぶり続ける嵐・松本潤との結婚話だが、それも当分は難しそうだ。4月24日放送の松本主演ドラマ「99.9-刑事専門弁護士-」の第2話が平均視聴率19.1%と初回15.6%から3.6ポイントアップ。今クールトップの高数字をあげたからだ。ジャニーズ事務所の屋台骨となっている人気絶頂・嵐のアイドルに結婚OKが出るはずもない。井上はしばらく女優業を邁進するしかなさそうだ。
(塩勢知央)