タレントの上沼恵美子が11月15日、パーソナリティーを務める「上沼恵美子のこころ晴天」(ABCラジオ)に出演。ベテラン歌手の歌唱力の衰えについて触れる一幕があった。
この日は、歌手の天童よしみがゲスト。今年デビュー50周年を迎えた天童に対し、上沼は「歌唱力っていうのは下がっていくんですね」と、年齢がいくとノドの衰えが出ることを指摘し、天童については「年いってないもん。凄いと思う」と称えた。
上沼はBS放送で歌番組をよく観ているそうで、「ヘタになった人が多いなぁ。致し方ないんですけどね。ビックリしますね。最近、あまりのヘタさにソファから転げ落ちたのもあります。どないなった!?って」とコメント。続けて、「変わらない歌唱力っていうのは、本当に数えるぐらいです。昔から歌番組好きで見てるから」と言い、今も歌声が変わらない歌手として、天童のほか、五木ひろし、鳥羽一郎、橋幸夫を挙げた。
続けて上沼は、改めて歌唱力の衰えた歌手に言及。「“もう、やめてよ!”っていう人います。これは(名前は)絶対言いませんよ、私。また、いろいろ言われるから。でも、これ(BSの歌番組)観ていただいたらわかると思いますわ。“どないしたん?”っていう…」と語り、それに当てはまる歌手が「20人ぐらいいる」と指摘。
「うまかっただけに寂しいんです。もともとヘタだった人はよろしい。あのいい歌が台無しというのがあるわけですよ」と嘆いていた。
確かに往年のスター歌手がかつてのヒット曲を歌った際、昔のように声が出ていない姿を目にすることはある。加齢により歌唱力も衰えるという点では、歌手も一種のアスリートと言えるのかもしれない。
(鈴木十朗)