先ごろ、アメリカで起きた珍事件がネット上でちょっとした話題になった。
12月15日、フロリダ州のフォートローダーデール・ハリウッド国際空港で、男性客がユナイテッド航空の便に女性用の赤い紐タイプの下半身用の肌着を顔に着け搭乗。従業員との口論の末、離陸前に退去させられたという。
「現地報道によれば騒動を起こした38歳の男性は、飛行機を含め公共交通機関でのマスク着用義務に対する抗議の意味で、肌着を着けて登場したとか。結局、男性はおとなしく飛行機から降りたようですが、また違う航空会社でトライしたいなどと語っているようです」(ネットライター)
この騒動は一部ネットメディアで報じられ、珍事件だけに瞬く間にSNS上で話題に。さらに、思わぬワードがトレンドに上がることとなった。
「《これはリアル変態仮面》《変態仮面みたくちゃんと被らなかったから退去させられたのでは》《変態仮面思い出した》と、『変態仮面』のワードが飛び交う事態となったんです。『変態仮面』とは、あんど慶周氏の漫画『究極!!変態仮面』と、それを原作とした2013年公開の映画『HK 変態仮面』のこと。劇場版では主演の変態仮面を鈴木亮平が演じ、白い肌着を頭からかぶった筋肉ムキムキの鈴木が熱演。これが大反響を呼び、16年には続編として『HK 変態仮面 アブノーマル・クライシス』が上映されています」(芸能ライター)
第一弾については鈴木がNHK朝ドラ「花子とアン」に出演するなどブレイク直前に出演した作品で、本人にとって思いで深い映画。今回の件で作品名が出てくるとは、世間にとっても相当インパクトがあったということだろう。