今年に入り、司会に進出するなど、芸能活動を本格化させている「今でしょ!」の林修先生。1発屋と言われつつも、持ち前のカリスマ性とクレバーさで、芸能界生き残りに懸命だ。その片鱗は、すでにカリスマ講師時代から、垣間見えていたと言う。かつての教え子が振り返る。
「3年前、東進ハイスクールで、林先生に教えてもらってました。当時から林先生はすでに東進のCMにも出てたし、CMで『今でしょ!』もやってましたけど、一般人への知名度は全然なかったです。ちなみに授業で『今でしょ!』とやったことも見た事ありませんでしたよ。林先生は、僕らの間では『りんしゅう』って呼ばれてました。髪の毛が茶色くて、今よりちょっと若かった。それにテレビで観てるとタドタドしいですけど、教壇に立ってる時の先生は本当に活き活きしていて、教え方も上手だし、論理的に説得力があるし、理屈じゃない部分での説得力もありました。カリスマ性っていうんですかね」
将来への不安を抱える受験生にとってはパワフルな林先生は、まぶしい存在に映ったようだ。受講生が続ける。
「受験生からすれば、その人に教わって自分の為になるかというのが一番大事ですから、そらもうすごい人気でしたよ。女の子からも人気があったと思います。女の子の中では『王子』って言ってる人すらいましたから」
しかもこの教え子の後輩も林先生の教え子だと言うが、
「林先生の成功以来、他の先生も独特のフレーズとか言って、ちょっと流行語を作ろうとしている節があるそうです(笑)」
とのこと。「りんしゅう」効果は受験生のみならず、講師にも大きな影響を与えているようだ。