現在、巨人の終身名誉監督を務める、長嶋茂雄氏は「天然キャラ」で知られている。一部では「計算づく」とも噂されてはいるが、現役時代には、観戦に訪れた長男の一茂氏を観客席に置いたまま自家用車で1人帰宅してしまうといったことがたびたびあったようで、すべてが計算では済まされないエピソードも多々抱えている…。
そんな長嶋氏の「天然発言」に、現在、巨人で指揮を執る原辰徳監督が「ツッコんだ!?」といった爆笑の過去のエピソードを明かす人物がいた。
主に巨人で活躍した元プロ野球選手・仁志敏久氏がその人。元巨人・上原浩治氏のYouTubeチャンネル〈上原浩治の雑談魂〉、3月11日付け投稿回に出演してのことだ。
とある年の宮崎県でのキャンプ中に、当時の長嶋監督から、松井秀喜氏、高橋由伸氏、仁志氏などの主力選手が、食事やスナックでのカラオケに招かれたことがあったそうだ。そこには原氏もいたようで、おそらくは長嶋監督のもとで1軍野手総合コーチか、1軍ヘッドコーチを務めていた頃だと推察される。
長嶋監督がカラオケで演歌を歌うと、テレビモニターに大物俳優の顔が映し出された。高倉健(故人)だと思った長嶋監督は「よっ!健さん」と声を上げたが、実は小林旭だったことから、「監督、旭さんです!」と原氏がすかさずツッコミを見せたのだそうで、その場にいなかった上原氏は初耳エピソードに爆笑。仁志氏が、まるで漫才のような展開に「さすがに突っ込めるのは原さんしかいない」と苦笑を浮かべたのだった。
爆笑誘われる長嶋氏の面白エピソード。ある種の癒やし効果もあるオモシロエピソードは、まだまだ拝聴したいところだ。
(ユーチューブライター・所ひで)