元横綱の貴乃花光司が3月19日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送された「かまいたちの名所名物先取り旅3」に出演し、引退後、格闘技のオファーがあったことを明らかにした。
貴乃花は山内健司とチームを組んで先取り旅に挑戦。道中、バスの車内で山内が「引退した後に格闘技のオファーとかはなかったんですか?」と問いかけると、「ありましたけど、契約書みたいの届きましたけどね」と明かした。
その契約書にはファイトマネーも書いてあったという。貴乃花は人差し指を立てて「1本」と金額も明らかにした。山内が「1000万円?」とたずねると、そうではないといった口調で「大きい方」と貴乃花は即答。そこで、「1億?」と改めて聞かれると、貴乃花は認めたのだ。
山内は1本を100万円ではなく大きい方と解釈して、「1000万円?」と聞いたつもりだったそうで、想像を上回る1億円という答えに驚きを隠せなかった。
「貴乃花が引退した03年といえば、K-1が視聴率を優先して、実力よりも話題性のある選手を起用し始めた時期です。元横綱の曙太郎やボブ・サップが参戦しました。もし貴乃花が出場するとなれば、より話題になるでしょう。1億円という金額は決して高くはありません」(格闘技記者)
貴乃花はどこからオファーがあったのか、なぜ断ったのかは明かさなかった。格闘技の世界で「たられば」は禁物だが、それでもリングに上がる貴乃花を見たかった人は多いだろう。