昨シーズン、メジャーリーグで投打に渡って大活躍した大谷翔平を、主に巨人で活躍した元プロ野球選手・角盈男氏が「日本では200年に1人の逸材」と語ったのは、元フジテレビアナ・田中大貴のYouTubeチャンネル〈田中大貴アスリートチャンネル【アスチャン】〉、昨年5月24日付け投稿回でのこと。
角氏には、大谷が籍を置くロサンゼルス・エンゼルスが、かつてロサンゼルス・オブ・アナハイムと呼ばれていた時代に、日本担当のスカウトを務めていた経緯がある。1910年代、二刀流として名を馳せたベーブ・ルース氏の活躍から100年余りが経過していることから、次の100年後にはアメリカで、その次の100年後には日本から誕生するのではないかと、一見冗談めかしてはいるものの、存外マジメに大谷の逸材ぶりを語ったものだ。
そんな中、〈巨人三本柱〉の槙原寛己氏が、自身のYouTubeチャンネル〈ミスターパーフェクト槙原〉の3月17日付け投稿回で、大谷を「100年に1人の逸材」と絶賛。すると、それを聞いたゲストで招かれていた元巨人の定岡正二氏が突如ニヤけだし、〈ミスター〉こと長嶋茂雄氏が定岡氏に告げたというある言葉を思い出したようだ…。
「長嶋監督が、松井(秀喜)が(巨人に)入った時に、『おいサダ!25年ぶりの凄い選手だよ。オレは50年ぶりだけどな!』って言って…」
つまり、それだけ素晴らしい松井氏ほどの逸材の2倍もオレは凄いんだと解釈できる長嶋氏の“放言”のようなのだ。
「タラ、レバ」の話になるが、時代が時代なら、長嶋氏がメジャーに赴き、松井氏以上の活躍を見せていた可能性はあるかもしれない。しかし、そのはるか上を行く大谷の素質は、さすがのミスターも計り知れなかったものがあると言えそうだ。
(ユーチューブライター・所ひで)